あなたはバディダイビング出来ますか?-魅力や注意点-

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ダイビングを「潜るユニット」という点で分類すると、バディダイビングとガイドダイビングの二つに分けられます。

現在はガイドが一緒に潜って細かくケアしてくれるガイドダイビングが主流で、本当の意味でのバディダイビングにはあまりなじみが無い人も多いかもしれません。

そこで、「バディダイビングとはどんなものなのか?」を、一般的なガイドダイビングのスタイルとの比較をまじえて考えてみたいと思います。

ゾウゲイロウミウシ

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そもそものバディダイビング

ダイビングとはそもそもがバディシステムを基本としています。世界でレジャースポーツとしてのダイビングが始まって60年以上が経ちますが、その中で、最も安全にダイビングを楽しめる手段として遵守されてきたのがバディシステムです。

ダイビングをするグループの中にガイドがいても、それはあくまでガイド(案内役)で、楽しみの共有からトラブル対応まで、原則としてダイビングはバディ単位で行うものだったのです。

ただ、バディシステムがやや曖昧になっているのは日本国内に限った事情です。海外などでは現在もバディシステムは基本事項で、ガイドのいるいないは別にして、必ずバディを組んで潜りますし、バディ同士で助け合うのも当たり前です。

日本国内のバディ事情

では、日本ではなぜ、バディの存在が薄れてしまったのでしょうか?あくまで個人的な考えですが、そこには日本人の国民性が良くも悪くも関係しているんじゃないかと思います。

端的に言うと、日本のダイビングスタッフが優し過ぎるんですね。

日本人はまじめで仕事もきめ細かく、カスタマーファーストの精神にも優れています。ダイビングの仕事は接客業と位置づけられるため、日本人ガイドやインストラクターはあれこれと必要以上に、ゲストのケアをし過ぎているところがあるような気もします。

ゲスト側からすれば、ガイドが色々と面倒を見てくれるのを断るのも申し訳ないでしょう。人の好意を無下にできないのも、また日本人です。

そして、ガイドもゲストも含めたダイビング業界にそのような考え方が浸透すれば、新しくダイバーになった人たちには、「ガイドは陸上&水中で全般的にお世話をしてくれる人」というイメージが当たり前になってしまいます。

ただ、ダイビングということを抜きにすれば、日本人の人間性の良いところを再確認できる例なだけに、問題がややこしくなっています。

それでもバディシステムは、ゲストからすればダイビングの安全性や面白さを高めることが出来ますし、ガイドの立場からしても、一定のリスクマネジメントという意味合いで重要なことは確かです。

バディダイビングの安全管理

バディダイビングでは、安全はバディ同士で確保します。全てでは無いにしろ、安全面をガイドがある程度ケアしてくれるガイドダイビングとは大きく異なる部分です。

では、バディダイビングで、ガイドに代わって自分たちが行う必要がある安全管理とは、具体的にどんなものがあるのでしょうか。

  • 海況判断
  • 器材の手配
  • 潜水計画
  • 緊急時のための準備
  • ナビゲーション
  • 全てのトラブル対応(万一の際のレスキューを含む)

主なものを挙げるとこんな感じですね。

海況判断

ガイドを依頼しない場合には、まず海況判断から自分たちで行う必要が出てきます。エントリー出来そうかというだけでなく、今後天候や気圧配置の変化で、海がどう変わっていくかも予測しておかなくてはいけません。

器材の手配

自分が持っていない器材はダイビングショップでレンタルしてくる必要があります。自分の器材を持っているダイバーも、タンクだけはレンタルする必要があると思います。

潜水計画

ガイドダイビングでの潜水計画は、リーダーであるガイドに安心して任せるのが普通だと思います。ただ、バディダイビングであれば、お互いのスキルや経験を考慮して、意見を出し合い計画を練る必要があります。

緊急時のための準備

緊急時のためにフローチャートを作成したり、地域の医療機関を把握しておきます。AEDが設置されている場所もチェックしておきましょう。

ナビゲーション

水中ツアーの根幹になるナビゲーションも当然自分たちで行います。二人同時にナビをするのは混乱の元ですので、原則としてリーダーがナビゲーションを担当するのが普通です。迷った時、バディ同士はぐれた時の対応策は必ず決めておきましょう。

全てのトラブル対応

ガイドダイビングでも、ある程度のトラブルは自分で解決しますが、バディダイビングでは、自分達に起きたトラブルは全て自分達で何とかする必要があります。大きなトラブルを想定すると、レスキューも出来た方が良いでしょう。常に安全を保つためには、バディと頻繁にアイコンタクトをし、意思疎通をはかっておく必要があります。

 

上に挙げたことは、ガイドとのダイビングでは意識していないことが多いと思います。安全管理については、バディ間での打ち合わせがとても大事で、これが不十分だととにかくミスが起こりやすいです。

また、ガイドがいる状態でもバディシステムを採用するのが本来のダイビングの形ですが、その場合もガイドに頼りっきりになるのではなく、バディの安全を意識する事は忘れてはいけません。

バディダイビングの魅力

バディダイビングにはガイドダイビングで味わえない独特の面白さがあります。

アドベンチャー的面白さ

バディダイビングでは、その1ダイブを作り上げるのは自分たちバディです。バディ同士で計画をし、安全を確保し、感動を共有する。バディダイビングを通じて、本来ダイビングとは未知の世界への冒険だったことを思い出すことが出来るはずです。

自分達の志向に合わせた楽しみ方

バディダイビングの楽しみ方は、完全に二人の好みにゆだねられます。海況による制限はありますが、潜りたいポイントや見てみたい生物、泳ぐコースなどが全て思うがままです。

ガイドダイビングではゲストが複数いる場合、どうしてもゲスト全員の希望や技量、経験に合わせたダイビングの内容になります。極論を言えば、ガイドとのマンツーマンダイビングでさえ、ガイドの主観が入るダイビングだと言えなくもないでしょう。

達成感

バディでのダイビングを通して達成感を味わうことが出来るのも魅力です。どんなに簡単なコースでも、初めて自分たちだけで海の中を安全に行って帰って来られた時には、かけがえの無い自信を得ることが出来ます。

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