ダイビングって安全なの?

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新聞やテレビ、ネットのニュースで、ダイビングに関する事故が取り上げられることもあるので、「ダイビングって危ないの?」と思ってしまう人もいるかもしれません。

もともとダイビングに興味のない人や水に対して苦手意識がある人は、なおさらダイビングはやっぱり怖いんだと思ってしまうでしょう。

実際のところ、ダイビングはどれくらい安全なのでしょうか?

ミヤケテグリ

ミヤケテグリ

事故が起こる背景

ダイビングは知識とスキルを身に付け、ルールを守って潜れば至って安全なレジャー・スポーツです。

少し大雑把な理論ですが、自動車やバイクなどのケースで、免許を持っていない人(知識と運転技術の無い人)が運転すれば事故が起きてしまうのと同じで、ダイビングでも講習を受けていなかったり、受けたとしてもダイバーとしての能力が未熟だと、事故が起こる可能性が出てきます。

Cカード講習を受けていない人が参加出来るのは、インストラクターが徹底的に安全面をフォローする体験ダイビングだけです。ノンダイバーがそれ以外の手段でダイビングをするのは実質不可能ですので、いわゆる無免許運転のようなことは起こりにくくなっています。

事故が起こるとすれば、多いのはダイバーの能力が未熟なケースです。

Cカード講習では、ダイバーが自分の安全を確保するための知識とスキルを習得しますが、それがその場限りのものだったり、使い方を誤ってしまったり、ちょっとした油断をすることで事故が起こります。

しかし、事故が起こりそうな場面でもインストラクターが適切な対応を取ることで、99%以上は未然に防ぐことが出来ます。

その意味では、(極稀にどうにも出来ないケースもありますが)インストラクターの判断ミスなども事故の原因の一つになることはあります。

安全に潜るには

ダイビングは自然の中で行うレジャーで、自然は人間にはコントロール出来ません。自然の脅威を知らしめるようなダイビング事故は、ほぼ全てがダイバーの過信から起きています。

つまり通常の事故はもちろん、自然災害に巻き込まれたようなダイビング事故でも、元を辿ればヒューマンエラーから起こっているということです。

そのため、安全に潜るためにはインストラクター(ガイド)はもちろん、ゲストダイバー側の安全意識や危機管理能力を高めていかなくてはいけません。

不測の事態を防ぐために、個々の体調管理も大切です。病歴のある人は「自分に限っては大丈夫」と思っていませんか?

私もダイビング業界の人間ですので、「ダイビングは安全です!」と言い切りたいのですが、毎年全国で何軒かの事故が発生しているのも事実ですので、無条件に安全を保障することは出来ません。

先程も書いていますが、必要なスキルと知識を身に付け、ルールを守ればダイビングは安全です。

ダイビングはレジャーではありますが、時には真剣さも必要です。日頃からダイビング中の安全を意識していれば、その意識は体に染みついてやがて自然なものになっていきます。

当たり前の事ですが、安全のために努力すべき点として、インストラクターは安全管理を怠らず、何事も常に安全第一で判断をしなくてはなりません。そしてダイバーは自分の安全をインストラクターに丸投げしないという事。

もう一つゲストが出来ることとしては、信頼できるダイビングショップを選ぶことがあります。料金の高いショップが必ずしも安全管理が出来ているとは限りませんが、安さだけを求めてもいけません。

ダイビングの事故率

Ocean+aの唐沢嘉昭氏の記事を参考にさせていただいていますが、DANアメリカ(DANは日本にも支部があるレジャー・ダイビング事故者に対する緊急医療援助システムです。)のデータによると、アメリカのダイバーの年間の事故死亡率は10万人のうち16.4人という数字が出ているそうです。

ただし、これはDANの保険に加入しているダイバーから取った統計で、DANのメンバーになるようなダイバーは比較的ハード(潜水回数・内容等)にダイビングをする傾向にあるので、そのリスクを考えると16.4人というのは一般的なダイビング事故死亡率より少し大きな数字だと思われます。

同じくDANアメリカの別のデータによれば実際の事故死亡者数(確実な数字ではなくおおよその報告数)はこれの1/5程度(10万人中3.3人)のようですね。

日本の交通事故による年間の死亡率が人口10万人あたり4.5人で、これと比べると上に挙げたダイビング事故での実際の死亡率(3.3人)は若干低くなるので、はっきりとしたデータによるものではないものの、交通死亡事故よりは発生確率は低いと言えます。

まとめ

ダイビングは安全だと自信を持って言いたいところですが、現状はまだ「概ね安全」とか、「インストラクターを含めたダイバー全員が意識を高く持って潜れば安全」といったところでしょうか。

結局のところ、これからダイビングを始める人も、既にダイバーという人も、自分に限っては大丈夫だと過信をせず、安全への認識をしっかり持つことが一番大事なのだと思います。

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