ダイビング器材の特徴と選び方-エマージェンシーグッズ-

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ダイビングは人間の力の及ばない自然を相手にするレジャーですので、万が一のための備えが大切になります。

ダイビングのエマージェンシーグッズと言われるもののほとんどが、漂流を想定したものになっています。

シグナルフロート使用時

シグナルフロート使用時

まずは漂流に至る前に、そのような事態を防ぐためのグッズから紹介していきましょう。

シグナルフロート

シグナルフロートはマーカーブイとも言われ、縦長(1mちょっと)の浮具で、水面に立たせて居場所を知らせる目印になります。蛍光で明るい赤やオレンジといったカラーリングがされているため視認性は抜群です。実際にボートの上からシグナルフロートが上がるところを見たことがある人ならばお分かりだと思いますが、1km程度の距離であれば簡単に見つけることが出来ます。また、高さがあるので、少々波が出てきても見失う事がありません。

このような特長があるため、漂流時に発見の確率を高める、もしくは漂流自体を予防することが出来ます。一般的には、漂流事故の現場では無く、ドリフトダイビングの際にピックアップの目印として使用されるケースの方がなじみがあるかもしれませんね。この場合、シグナルフロートにロープを付けた状態で、予め安全停止中に水面に打ち上げておき、船長にダイバーの居場所を知らせるとともに、浮上時にボートが近づかないようにして巻き込み事故を防ぐ役割も果たします。

使用法としてはオクトパスをパージボタンでフローさせて、空気を送り込みます。ロープや手で下側にテンションをかけるとフロートは縦になって浮きます。安全停止時に使う場合は水深5,6mくらいから打ち上げることになりますが、軽くロープを持っておかないと水面からフロートが飛び出てしまって、横転し空気が抜けてしまいます。

全てのエマージェンシーグッズに言えますが、いざという時に手早く使えなければ意味がありません。シグナルフロートも必ず一度は膨らませて、要領をつかんでおきましょう。

カレントフック

カレントフックは事故の際というよりも、流れのある場所で使える安全グッズです。ロープを付けたフックを岩場に引っかけ、反対側の端をBCDのDリングなどに固定して、流されないようにするために使います。カレントフックを使っている状態であれば、流れの速いポイントでも、体力を浪費せずに、大物の出現を待つことが出来ます。通常は手で岩をつかんで流れを受ける形になるため、流れが強いと、動いていなくても体力・空気ともに消費してしまいます。

カレントフックは便利なグッズですが、衝撃で外れることも無くはありません。補助的にいつでも手を使えるように準備をしておくことも大切です。

ダイビングベル・スクーバアラート

ダイビングベルは金属製の呼び鈴で、振って音を出すことが出来ます。またスクーバアラートもタンクの空気を利用して音を出すことが出来るグッズです。どちらも音によって、水中で他のダイバーの注意を引くことができます。

普段であれば、大きな魚の出現を知らせる場合や、ガイドが水中でゲスト全員に呼びかけたい時に使います。緊急事態での使い方としては、ドリフトダイビングで流れに乗って移動している時、足がつってしまって上手く泳げなくなり、皆がやがて着底体勢に入ってもついて行くことが出来ない場合などに音を鳴らすケースが考えられます。水中では大声で助けを求めることが出来ませんので、音を出すことは周囲の注意を向けるために重要です。

なおスクーバアラートに関しては、陸上でもそれなりに大きな音が出るため、漂流時にも役に立つ可能性があります。

万が一の漂流時に役立つエマージェンシーグッズ

ここからは、万が一漂流してしまった場合に役に立つ可能性があるグッズを紹介します。はじめに挙げたシグナルフロートと同じように、遠くからの視認性を高めるものや、遠くまで響く音を出せるものが効果的です。

シグナルミラー

シグナルミラーは光を反射させて捜索者にアピールすることが出来ます。その効果を信頼しきれない人もいると思いますが、ミラーの光は上空を飛ぶヘリコプターにも届きますし、良いものであれば100km以上先まで光を送ることが出来ます。古典的ではありますが、故障も無く非常にシンプル。使う時には、腕の伸ばしVサインを作り、目標物(ヘリなど)をその間に入れて、腕を頼りに光をVサイン間の目標物に当てます。使い方自体は簡単ですが、やはり覚えていないと使うことは出来ません。

ライト

夜間や薄暗い時間帯になるとライトが活躍します。通常のライトでも役立ちますが、漂流してしまった場合には長時間使えるということが重要になるので、点滅をするストロボタイプのものの方が電池の持ちが良く、エマージェンシーグッズとしては心強いでしょう。ライトは難しい使用法が無く、スイッチを入れるだけで使えますので、極限状態でも頼りになるグッズです。ただし、電池交換や作動チェックは定期的に行いましょう。

ホイッスル

ホイッスルもアナログなグッズだと思われがちですが、人間の大声よりも遥かに遠くまで音を届けることが出来、声と違って枯れてしまう事がありません。ホイッスルは、ここに挙げたシグナルミラーやライトと同じく、コンパクトなものが多いので収納にも困りません。使い方も誰もが知っていますし、体が疲労で動かなくても使えます。滅多なことで破損や故障がないのも強みです。

エマージェンシーグッズを購入する

エマージェンシーグッズの購入の際は、なるべく良いものを選びましょう。ホイッスルやシグナルミラーに関しては、かなり性能の良いものでも1,000円前後で購入可能です。シグナルフロートも2,000~4,000円程度で購入可能ですし、ガイドでなければ頻繁に買い替える必要もありません。出来る限りサバイバルグッズとして作られているものを選びましょう。手鏡や普通の笛も役に立たないとは言えませんが、いざという時に後悔はしたくありませんよね。

漂流時に使えるエマージェンシーグッズの多くは水陸両用なので、どこでも購入が出来そうなのですが、意外と出回っておらず、本格的なものはネットでの購入が最も効率的かもしれません。シグナルフロートやライトはダイビングショップでも購入できるでしょう。

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