サメの仲間-本当に怖い魚?-

(Sponsored Links)

ダイビングをしない人からは恐怖の対象にされてしまうサメですが、ダイバーの間では人気者。積極的にリクエストをする人も多いはず。

映画の影響で、サメに襲われる事故が頻繁にありそうなイメージですが、ダイビングに関してはそれは誤解とも言えます。

ここでは、なかなか真実の姿を知られることの無いサメについて紹介したいと思います。

ジンベイザメ

ジンベイザメ

大きさや見られる場所

一口にサメと言っても性格や大きさは色々。世界中で約400種類が確認されていて、ダイビングで出会うサメは大体1~2m程度のものが多く、世界最大のサメであるジンベイザメだと、大きいもので13mにもなるそうです。一般的には、大きくなればなるほど遭遇する可能性は低くなります。

性格的には大人しいやつもいれば、危険とされる種類もいます。ただし、人を襲うサメとして特に注意が必要なのは片手で数えられるくらいの種類。慎重に接する事が前提ですが、滅多に人が襲われることが無いからこそ、ダイバーの興味の対象になっているわけです。

ライフスタイルも様々で、海底や穴の中でじーっとしているサメもいれば、遊泳性で中層をスーッと泳いでいるものもいます。前者は伊豆などで見られるネコザメやドチザメといった面白&かわいい系のサメが多く、後者は南の海に多いハンマーヘッドシャークやメジロザメのようなシャープなサメが代表的です。

初心者が水中写真を撮る時のコツ

サメは警戒心が強い種類が多く、なかなか近寄らせてくれません。

撮影が簡単なのは動きがゆっくりめのサメたち。じっと止まっていたり、眠っているところを驚かさないように近寄って撮るのがいいでしょう。

呼吸音を嫌うとも言われていて、ボコボコッと思い切り大きな泡を出してしまうと、面倒くさそうに逃げていく事もあります。しっかり寄れれば、フィッシュアイレンズやワイドコンバージョンレンズで迫力のある写真を撮ることが可能です。

泳いでいるサメを作品レベルで撮るのはなかなか難しいです。遊泳性のほとんどのサメはダイバーに気付くと逃げてしまうか、一定距離を保って近づかせてくれません。

ただし、ハンマーヘッドシャークは群れとの出会い方次第では稀に接近も可能です。動きは速いので、難しく考えずにバシバシ撮ることがチャンスをものにする方法ですね。

他にはジンベイザメが写真を撮りやすい被写体です。堂々としていてダイバーにもあまり驚かないことが多いので、慎重さは保ちつつも大胆に寄って撮影しましょう。体がかなり大きいので広角系のレンズがあるとなお良いでしょう。

意外と臆病な性格?

上でも書きましたが、サメの生態はバラエティー豊富で、一概に全てを恐怖の対象にするのは少し違います。分かりやすい例で言えば、ジンベイザメはとてもおとなしく、オキアミという小さなエビを主食にしているサメだという事がよく知られていますよね。

ダイビングで出会う多くのサメは警戒心が強く、ダイバーを恐れているとすら感じます。サメからすればダイバーは得体のしれないもので、警戒の対象なのかもしれません。

参考までに私個人のサメに関する体験談を二つほど。

ファンダイビングのガイドをしていて、細いクレバスを通っていた時のことです。クレバスは光が十分入って明るかったものの、カーブしていて先の見通しが悪い状態でした。

カーブの少し前に来た時、曲がり角からヌッと出てきたのは小さめ(体長1.2mくらい)のネムリブカ。

サメとしては大きくありませんが、出会い頭のことで、私もビックリしてしまったのですが、向こうはさらにビックリしていたようで、Uターンして一目散に逃げていきました。

また、もう一つのケースは外洋に近い大物ポイントをガイドしていた時のこと。ダイビングを終えて、アンカーの近くまで戻ってくると、船の下に船と同じくらいの大きさの生き物がゆっくり泳いでいるのを発見。

何と!世界3大人食いザメと言われるタイガーシャーク(イタチザメ)でした!普通のダイビングではまず見ない種類ですが、潜った場所が外洋近くだったため、出くわしたようです。

ゲストは事の重大さを分かっていなかったようで、カメラを持って近寄って行こうとし、私も慌てました。…が心配には及ばず、タイガーシャークはこちらに気付き、スーッと海の向こうへ消えていきました。

 

周りの人から「ダイビングってサメに襲われたりしないの?」と心配されるダイバーも多いと思います。

ダイビングを通じてサメに関する正しい知識を身に付け、慎重にサメとの出会いを楽しみましょう。

そして心配する人には、「危険な種類もいるけど、多くのサメは接し方を間違えなければ大丈夫」と答えてあげてください。

【上手く&楽しく潜るためのページセレクション!】

「もっとダイビングを楽しみたい!上達したい!」というあなたにおすすめの記事を、閲覧数の多いものを中心に厳選しました。

このページの先頭へ