ナイトダイビング実践編-準備と手順-

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ナイトダイビングは独特の魅力がある分、昼間のダイビングよりリスクも存在し、その段取りや手順にも特有の注意点があります。

ここでは、ナイトダイビングを行う上で注目したい実践的な部分を解説します。

アカツメサンゴヤドカリ

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ビーチかボートか

ビーチエントリーでナイトダイビングをする場合は、波が立ちにくくエントリーが簡単なポイントが選ばれます。普段から講習や体験ダイビングが行われる水深が浅めのポイントが多いですね。ビーチポイントはガイドが潜りこんでいるケースが多いため、夜でも水中で迷うようなリスクを小さくすることが出来ます。また、万が一の際も陸が近いという安心感がありますね。

ボートエントリーの場合は、エントリー・エキジットがビーチに比べ楽だというメリットがあります。水中での移動も最小限に出来るため、もし水中で迷ったり、ライトにトラブルが発生した場合でも、浮上すればすぐにボートに戻ることが出来ます。ただし、船長は夜の航行によるストレスを常に抱えることになります。座礁などの事故には細心の注意を払う必要があります。

準備段階

ナイトダイビングは準備段階からライトが活躍します。バディ同士がお互いライトで照らし合って器材の装着やチェックをスムーズに進めましょう。ボートダイビングの場合は、船室灯を点ければ準備がスムーズです。

ビーチでは岸にエキジットランプを2個設置し、水面に浮上して戻ることになった時の目印とします。沖から見て縦に前後離して2個並べ、奥のランプは高い位置に置きます。2個のランプの光が縦に並ぶように見える角度で戻れば、エントリー・エキジット地点に到達できるという事になります。

ボートでも停泊灯を点け、全方位から確認できるようにします。また潜降ロープにライトを付けるなどして水中からも船の位置が分かりやすいようにしておきます。岸にエキジットランプは設置しませんが、万が一船が流され漂流した時のために、水中に潜る前に陸上の灯りの見え方を確認して、目印を作っておきましょう。

潜降と浮上の際の注意

まずエントリーの前からライトは点灯させておきましょう。もしエントリー時に水中に落としてしまっても、ライトが光っていれば回収が出来ます。

ビーチダイビングで地形にそって潜っていく場合は潜降・浮上はそれほど難しくありません。ボートダイビングでの潜降・浮上は必ずロープを使いましょう。フリー潜降が出来たとしても、皆と違う経路で潜ったのでは、水底に付いた時にチームから離れてしまう危険があります。全員がまとまって行動するという事が重要なのです。また、ナイトダイビングではロープなどを頼りにする場合が多いので、出来るだけグローブを使った方がいいですね。

また、ビーチダイビングではエントリー後ある程度水面移動をするケースがあると思いますが、沖にブイと潜降ロープが設置されていない限りは、水深が2mくらいのうちに水底まで潜降してしまった方が良いでしょう。帰りに関しては、水中で迷うリスクがあるのなら、初めから水面移動で戻ることを予定しておきましょう。その方がストレスも少なくなります。

はぐれた時の対応

まずはぐれたと思ったら、日中のダイビングと同じように落ち着いてその場で1周回ってみましょう。もし周りに誰も見当たらなければ、いったん自分のライトを消してみるのも方法の一つです。そうすれば遠くの方にいるダイバーのライトの光が発見できることもあります。

1分間捜索しても誰も発見できない場合は、水面にゆっくり浮上をしましょう。このあたりの、バディやチームとはぐれてしまった時の対応は、必ず事前に打ち合わせをしておきましょう。普段のダイビングよりもはぐれるリスクの高いナイトダイビングは、浮上のしやすい水深が浅めのポイントを選ぶ事も大切です。

トラブルを回避するために

ナイトダイビングでのトラブルを防ぐためには、安全意識を昼間以上に高めることが必要です。

セミナイトダイビングのすすめ

ナイトダイビングは初めから真っ暗という状態よりも、まだ若干明るい夕方の終わりくらいにスタートした方が準備がしやすく、ストレスも少なくなります。特にナイトダイビングに慣れていないダイバーがいる時には、このセミナイトのスタイルがオススメです。エントリーして水面移動が終わったくらいの頃に暗くなっているのが理想的ですね。それでも十分にナイトダイビングの魅力は味わうことが出来ます。

より穏やかな海況で

ナイトダイビングは安全面において普段以上に慎重になる必要があります。ダイバー同士がはぐれる可能性も考えられるので、水面に浮上しても支障がないくらいの穏やかさが欲しいところです。

日中ならダイビングが出来ているくらいの波でも、中止するケースがあるのがナイトダイビングです。

よく知っている海をよく知っている人と

ストレスを出来るだけ少なくして潜りたいナイトダイビングでは、なるべく慣れ親しんだ環境を選びましょう。普段何度も潜ったことのあるポイントを、普段から利用するダイビングショップにお願いしてガイドしてもらうことをおすすめします。一緒に潜るゲストも、よく知っている人たちならば言う事ありません。良く知っている場所で昼と夜のギャップを楽しむのがナイトダイビングの面白さでもあります。

もし初めての海をナイトダイビングで潜るのなら、必ず昼間に一度下見をして、ポイントの特徴を把握しておきましょう。当然ガイドに案内をお願いしてください。

ついでに言うなら、器材も使い慣れたものがいいですね。ナイトダイビングで新しい器材をおろすなんてことはしてはいけません。

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