ビーチダイビングの基本-手順と注意点-

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スキルをはじめとする基礎が詰まっていて、ダイビングの原点ともいえるビーチダイビング。講習や体験ダイビングと言ったエントリーコースに参加するダイバーから、生物重視のコアなファンダイビングがしたいエンドユーザーまで、幅広い層に親しまれるダイビングスタイルでもあります。ビギナーダイバーにとっては、背の立つ場所からダイビングを始められる安心感と、スクーバ器材を背負って歩く体力的負担が同居する、易しいような難しいようなダイビングです。

ここではそんなビーチダイビングの手順や注意点について解説していきます。潜降やエントリーのスキルについては他のページで個別に取り上げているので、ここでは概要と心構えを説明します。ボートダイビングの基本に関してはこちらのページをご参照ください。

インリーフの浅瀬の風景

インリーフの浅瀬の風景

ダイビングの前にポイントを把握

ビーチダイビングのポイントは、ゲストもガイドも普段から潜りこんでいる事が多く、最近の情報が手に入りやすいのが特徴。波や流れといった安全面のコンディションはもちろん、注目の生物情報などを聞いておくと、快適に楽しく潜ることが出来るでしょう。

初めて潜るポイントであれば、なおさら情報収集は大事になります。大まかな水中地形や水深、進行方向を聞いておくだけで、ダイビング中に自分の現在地が把握しやすくなるものです。出来れば、情報に基づいてコンパスをセットしておくとなお良いでしょうね。

これらの情報収集は、ガイドと潜る際にも当然役に立ちます。自分なりに情報を整理しておけば、担当ガイドに案内されながら、より主体的にダイビングを味わうことが出来ますよ。

また、ビーチダイビングではボートと違い準備段階での揺れが無く、時間の制約も少ないので、落ち着いてブリーフィングを聞くことが出来ます。一方的に話を聞くばかりでは無く、そのダイビングでのリクエストや不安な事を伝えておいても良いでしょう。

エントリー

ビーチダイビングのエントリーは、器材を背負って足元が不安定な場所を歩くこともあり、基礎的な体力が必要です。また波がある場合には、体力以外にもスキルや判断力が要求されることも多くなります。要領をつかむまでは、このエントリーがビーチダイビングで一番の難所になるでしょう。

エントリーで大事なのは事前の情報収集です。その日の波の高さや入り方が分かれば、エントリー前に心構えが出来ます。また初めて潜る場所なら、ぜひとも事前にエントリー場所を見るなりして、イメージを作っておく必要があります。

潜降

ビーチダイビングの潜降は多くの場合が足の付く水深で行われます。水深が浅いため、強引にごまかすことは出来ず、浮力を小さくするための基本を押さえることが重要になります。BCDの空気を完全に抜くことはもちろんですが、吐く時間を長めにとる吐き気味呼吸をすることがポイントです。

潜降後もしばらく浅い水深が続く場合には、浮き上がらないように呼吸のトリミングで浮力の調整をしながら泳ぐことになります。

また波がある時には、いつまでも波打ち際や水面にいないで、スピーディーに潜降して波の影響が出ない水深に逃げてしまう事も大切です。

ダイビング中の注意点

ビーチダイビングに特有の注意点としては、やはり浅めの水深が続くこと。BCD操作や呼吸を上手く使って、浮き過ぎないように気を付けながらダイビングを楽しみましょう。無駄なウェイトを付けずに適正の状態で浅場を乗り切れば、水深が深くなってからも軽やかに泳ぐことが出来ます。

また水面移動をする機会もあるはずなので、スノーケルスイムやレギュレーターとの交換の方法は確実にマスターしておきましょう。水面であたふたしてしまうのはカッコ悪いものです。

そして、ポイントの美味しいとこ取りが出来るボートダイビングとは違って、ビーチ(特にファンダイビング)では全体的に移動範囲が広くなります。そのため生物との意外な出会いもあり楽しいのですが、長い距離を泳ぐ分、意外に残圧管理が難しいとも言えます。エアー消費を抑えるコツを身に付け、フルにビーチポイントを楽しめるようになりましょう。

浮上とエキジット

ビーチダイビングでは地形に沿った緩やかな浮上がほぼ最後まで続くため、BCDからこまめに少しずつ排気をすることがポイントになります。排気を忘れて浅場に戻ると、水面までけっこうなスピードで浮上してしまうので要注意。

安全停止に関しては、移動中に魚を見ながら終わってしまう事がほとんどです。もしくは浅場でフリータイム兼安全停止の時間が設定されることもあります。いずれにしても、ビーチダイビングでは安全停止の時間もばっちりエンジョイすることが出来ます。

そしてエントリー以上に体力を要するのがエキジット。事前にポイントの情報を集める際に、エントリーだけでなくエキジットの方法もイメージしておきましょう。波はどれくらいなのか、いつフィンを外してどのように上がっていくのか、を把握して段取りしておけば、少々荒れたコンディションでもスムーズなエキジットが可能になります。

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