ダイバーが積極的に行うべき体調管理

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ダイビングは健康であってこそ楽しめるレジャーです。体調管理には日頃から気を付けている人も多いと思いますが、水中という特殊な環境で行うダイビングでは、なおさら健康であることが求められます。

また、ダイビング中に怪我をしたり潜水障害を負ってしまうようなことは、出来る限り避けたいものですよね。

ここでは、ダイバーの体調管理についてお話ししたいと思います。

バブルコーラルシュリンプ

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減圧症を疑うことの必要性

ダイビングのリスクとして、減圧症をまず思い浮かべる人は多いと思います。

しかし一方で、「自分が減圧症になるかもしれない」と考えて潜っている人は多くないでしょう。この「まさか自分が」という考えが、減圧症の発見を遅らせるケースがあります。

確かに、減圧症自体はそう身近なものではありません。しかし、時にはダイブコンピューターやダイブテーブルのデータの範囲内で潜っていても発症することがあり、誰にでもそのリスクはあると言えます。

ちょっとした違和感でも、もしかしたら減圧症かも…と考えるべきです。ダイバーの間では、先の「自分は大丈夫」的な考えの他に、「減圧症になったら恥ずかしい」というような風潮もあり、素直に症状を申告してくれないゲストもいます。

実際、何でもないことも多いのですが、ダイビング後に体調に違和感があって、それが万が一減圧症だった場合には、早めの対応が治療の決め手になります。

減圧症を疑う姿勢も必要

また、減圧症の認識不足も、その発見を遅らせる原因の一つです。

減圧症の理論自体は難しく、全てを理解するのは大変ですが、少なくとも減圧症の症状を知っていれば、早期の発見と治療が可能になります。

有名な症状としては、皮膚のかゆみや関節の痛みがありますね。また、明らかにおかしいと分かる症状としては、麻痺、意識喪失、呼吸停止等があります。

問題なのが、何となく大丈夫だと考えて見過ごしやすい症状です。

例えば、麻痺とは言えないような手足の軽い痺れや違和感、筋力低下、疲労感、息切れ、頭がぼーっとするというような症状は、ダイビングによる疲れだと考えてしまう人が多いのです。

このような症状を理解して、疑いがあるようであれば早めに医療機関へかかることが大切です。

減圧症の分かりづらい症状にも注意

参考ページ:初心者ダイバーの減圧症対処-発見から病院まで-

風邪気味でも潜れる?

ダイビングの参加条件として、当日の体調が良好であることが挙げられます。つまり風邪をひいたら潜ることは出来ません。

風邪気味くらいなら潜れそうと考える人もいますが、のどや鼻の粘膜が腫れていると、耳抜き不良が起こりやすくなります。

耳が抜けにくい、もしくは全く抜けないという状態になることも多いですし、運よく潜降時に耳抜きが出来ても、ダイビング中ずっとスムーズに耳が抜け続けるとは考えにくいです。

また、それ以上に怖いのがリバースブロック。耳抜きで耳に送り込んだ空気が、浮上時に鼻の方へ戻ることが出来ずそのまま中耳の中で膨張し、鼓膜が破けるような痛みに襲われます。

最悪の場合、本当に鼓膜が破ける事態になり、今度は内耳が冷やされて眩暈に襲わる、上下左右の方向感覚が失われるなど、二次的な問題も出てきます。

鼻炎薬は根本的な解決にはならず、水中で効き目が弱くなった場合など、やはりリバースブロックの危険が出てきます。

ケガをしていても潜れる?

ケガに関しては、ダイビングに支障が出ない程度であれば潜ることが出来ます。

ここで言う支障が出ない状態とは、自分やバディ、ガイド、そのダイビングに関わる全ての人に迷惑を掛けずに潜れることを表します。

例えば、足をねん挫していて、ボートの乗り降りやエントリーエキジットを手伝ってもらえば、水中はなんとか泳げます、というような感じではダメということですね。

ゲストのフォローもダイビングショップやガイドの仕事ですが、それはあくまでゲストが健康な状態でダイビングに参加している場合です。バリアフリーダイビングであれば話は別ですが、一般のダイバーが普通のダイビングに参加するのであれば、自分の事は自分でやるべきです。

つまり、擦り傷、切り傷などで感染症や化膿の恐れが少なければ(もしくは自己責任で)、ダイビングは可能だと言えます。

何となく気が進まない場合

ダイビングを続けていると、何となく潜るのが気乗りしない日というのも出てくると思います。そんな時は、体調に問題が無くてもダイビングは控えた方が良いでしょう。

「家族のことで大きな心配事がある」とか「皆には言えないけどあの人とは潜りたくない」とか、または自分でも分からないくらいのストレスであっても、何かしら引っ掛かるものがある場合は、ダイビング中の集中力、判断力の欠如につながります。

第一、気が進まない状態で潜っていても、あまり面白くありません。ダイビングはあくまで遊びでレジャーですので、潜りたい時に思い切り潜るのが良いと思います。

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