ブリーフィングが分かればダイビングが変わる

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ブリーフィングはそのダイビングに関する注意点や、潜るポイントの見どころなどの情報がもらえる、ダイビング前のアナウンスです。

とっても大事な意義があるブリーフィングなのですが、ファンダイビングにも慣れてきて、ガイドさんともすっかり顔なじみになると、何となく聞き流すだけの時間になっているというケースもあるかも知れません。

ブリーフィングにはダイビングを一味も二味も面白くするエキスがふんだんに含まれています。それを、意識してか無意識かは別として、何だか軽視した感じになってしまうのはもったいないなぁと感じるのです。もちろん、ブリーフィングをするガイドやショップ側にも、ブリーフィング技術の向上が必要でしょう。

ここでは、そんなブリーフィングについてお話しします。

ハダカハオコゼ

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ブリーフィングではココを押さえるべし!

ブリーフィングの聞き方が分かると、ダイビングが変わります。そのダイビングをどう楽しむべきかが分かるのです。

ただひたすらガイドの後について潜るだけでも楽しいことは楽しいでしょう。それもダイビングの楽しみ方の一つですので、全然OKだと思います。しかし一歩踏み込んで、ブリーフィングを積極的に理解しようとすると、ダイビングに主体性が生まれて、その面白さは一気に何倍にも膨らみます。

ルートを把握すべし

ブリーフィングではガイドさんから大体のルートの説明があると思います。

エントリーしたらどちらの方向へ泳ぐのか、主な見どころとなる地形や根の位置、おおまかな水深変化など、ナビゲーションの材料になるような情報がたくさん拾えるはずです。ショップによっては水中マップを使って説明をしてくれるかもしれませんね。

ダイビング中に自分がどこにいるのか、どこから来てどこへ向かうのか、クライマックスはいつ訪れるのか、なんてことが分かると、「潜らされているのではなく、自分で潜っている感覚」を実感できると思います。ガイドの演出やコース取りの意図が分かって、ダイビングが味わい深いものになるはずです。

ただ、日本国内のダイビングエリアでは、基本的にガイドがコース取りをするため、ルートや地形の情報はあまり関心を持たれなかったり、説明自体が無い場合もあります。ボートが小さい場合などは、ブリーフィングが長引くことでゲストの負担になることもあるため、簡潔さを重視してルートなどは省くこともあるかもしれません。もしも状況が許すなら、ルートについて担当のガイドさんにもう少し突っ込んで聞いてみるのもいいと思います。

生物の特徴をつかむべし

ほぼ全てのブリーフィングに盛り込まれるのが、見られる生物の紹介です。日本はフィッシュウォッチング大国ですからね。

生物の名前を単純に聞くだけでなく、見た目の特徴や生息環境を頭に入れておくことで、水中で注目の生物を見た時の感動も変わってきます。似たような生物との比較も出来ると、さらに面白いでしょう。

また、フリータイムがある場合にも、あらかじめ注目生物の情報を仕入れておくと、「○○を見つけて写真に撮ってやろう」など、目標が出来て楽しくなります。

生物に関しても、ブリーフィング時に状況が許せばガイドさんに色々と追加の質問してみるといいでしょう。

安全面を自己管理すべし

安全面に関しても、全てのブリーフィングで説明があると思いますが、「安全管理はガイドさんにお任せしたらいいや」と、お気楽な感じに考えている人はいないでしょうか?

ガイドがいるとは言っても、いつも必ずあなたを助けられる状況にあるとは限りません。同じチームにエア切れダイバーが出たら、ガイドはそのダイバーに付きっきりになるでしょう。最後の最後に自分を助けられるのは自分しかいません。

そういった意味で、安全に関する情報は各個人がしっかり把握して、自分のものにしておく必要があります。

「もし上手く潜降できなかったら…」

注意と言われていた流れにもしつかまったら…

ガイドと水中ではぐれたら…

それぞれの状況で、どう行動すべきか理解しておきましょう。

良いガイドはブリーフィングで違いを作る

ブリーフィングはガイドにとってとても重要な仕事の一つです。ダイビングゲストの満足度の60~70%程度は、事前の準備段階で決まるものです。つまり、ブリーフィングをどれくらい仕上げておくかで、ゲストがそのダイビングを楽しめるかどうかが左右されるのです。

手短過ぎたり台本を読んでいるような感じだと、無味乾燥なブリーフィングという印象を与えてしまいます。ポイントに応じて内容が変わるのはもちろんですが、その日のコンディションや時間によってもアレンジを加えると良いと思います。

ブリーフィングが上手いと言われるガイドは、自分の説明を通して、ゲストにその1回のダイビングをイメージしてもらうことを大切にします。ブリーフィングを聞いてダイビングの見どころや注意事項を把握できるだけでなく、映画の予告の様に本編がさらに楽しくなるような工夫を凝らします。

ただ気を付けたいのが、必要以上に時間をかけ過ぎてしまうこと。何かと情報を詰め込んで長々と喋るのは難しくありません。出来るだけシンプルに、ゲストが暑くならないように、船酔いをしないように配慮をしながら話すのも非常に大切なポイントです。

そもそもブリーフィングの元になっているbriefは、「簡潔な、簡単な」という意味の英語です。シンプルさと必要な情報量を両立させた上で、ゲストの期待感を高めることが出来るのが、良いブリーフィングだと言えるでしょう。

ダイビングインストラクターはダイビングをする以前に、人といかに上手くコミュニケーションを取るかを追求する仕事だということですね。

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