ファンダイビングのログ付け(ロギング)

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ファンダイビングの最後に行われるログ付け。log(航海日誌などを記入するという意味)の動名詞でloging(ロギング)とも呼ばれます。

離島のダイビングショップに通い詰めるダイバーなどはログ付けを半分飲み会だと思っている人もいるかもしれません(笑)。しかし真面目に考えると、ログ付けにはゲスト側にもガイド側にも結構な意義があります。

ケラマハナダイ

ケラマハナダイ

ゲストにとっての意義

まずはログブックにダイビングの記録を残すという、正にログ付け本来の意義。なあなあになってしまいそうな(よくないですが…)ログブックの記録ですが、ダイバーの経験を証明する参考資料として、Cカードとともに効力は大きいのです。

日本国内ではどちらかと言えば、初対面のゲストに対してはログブックを見つつも、コミュニケーションを取りながら経験や技量を推し量っていくケースが多いですが、海外のダイビングエリアでは、Cカードランクや経験に対して元々シビアなのに加え、外国人同士コミュニケーションが取りにくいので、なおさらログブックの記録内容は重要視されます。

また、海や魚に関する知識を深めるのにもログ付けは有効です。

お勉強になり過ぎてしまうのも退屈ですが、知識が深まれば、環境に対して優しくなれたり、次回以降のダイビングで水中世界が少し変わって見えたり、ダイバーとしてもちょっとレベルアップできた気になれます。楽しく一日を振り返りながら、魚の名前や生態、海や地域の話で盛り上がれるのはダイバーの特権と言えるかもしれません。

そして、他のダイバーやガイドとのコミュニケーションもログ付けの魅力的な部分です。

ログ付けだけでなくダイビング全般に言える事なのですが、普段関わることの無いような年代、職業の人たちと同じ体験を共有したり、語り合ったりする機会はとても有意義で刺激になります。ログ付けでの話の内容はダイビングが中心ですが、ダイバー同士で親しくなれば、ダイビング以外にも今後の交友関係が続いたり、異性であれば結婚まで到達するケースも無くは無いです。まあ今時、それだけのためにダイビングをしている人はいないと思いますが…。

とにかく、このログ付けでの交流を楽しみにしているダイバーは少なくないという事です。

ガイド(インストラクター)にとっての意義

ガイドにとってもログ付けは重要な時間です。ゲストと同じように、コミュニケーションの場としての意義がまず大きいです。特に初めて利用してくれたゲストについては、ダイビング業務中だけでなくログ付けでも積極的にコミュニケーションを取ることで、どんな人なのか、ダイビングに何を求めているのかを知ることが出来ます。

そこから発展して、ゲストの今日一日のダイビングの感想から、自分のガイディングの反省点を探したり、また明日に活かせる潜在的なリクエストを発掘することにつながります。

ガイドは、ログ付けを単なる業務としてとらえるのではなく、ゲスト一人一人により良いサービスを提供するための情報収集の場として活用しなくてはいけません。トップシーズンで疲れていたとしても、丁寧に行うべきところですね。

また、ログ付けでのやり取りを通じて、ゲストにショップの事や、ガイド・インストラクターとしての自分を理解してもらって今後に繋げることも大切です。例えその時の海況が悪く、ゲストの思い通りのダイビングが出来なかったとしても、ショップの特徴やガイドの誠実な姿勢を知ってもらうことで、次回の利用を検討してもらえることは大いにあります。

ログ付けのスタイル色々

ログ付けのスタイルには地域色が反映されていて様々な形があります。

沖縄の例を挙げると、沖縄本島ではダイビング終了直後の夕方にショップでログ付けが行われることが多く、週に1,2度くらいの割合でお食事会を兼ねて、夜に居酒屋さんなどへ行くこともあります。

これには、お食事どころや観光スポットが充実している沖縄本島の事情が背景にあります。

ダイビング後は自由に行動したいと思う人もいますし、逆にスタッフおすすめの居酒屋さんに行ってみたいという人もいるでしょう。ショップから車で一時間以上離れたホテルに宿泊しているゲストなどは、帰る前に手短かにログ付けがしたいかもしれません。

このようなゲストの意見・人数や、ダイビングショップの方針に合わせて、ログ付けのカスタマイズが可能です。

これが離島になると、必ずしもダイビング後の時間の使い方にバリエーションがあるわけでは無く、また一泊二食付の宿も多いことから、夕食後にショップに再集合して、ショップでお酒を飲みながらログ付けになることが多いです。

島自体がそれほど大きくなく、ダイビングショップやホテル、民宿が一部の地域に集中していることが多いので、夕食後でも集まりやすいですし、少し夜が遅くなってもすぐに宿に戻れますからね。

ゲスト・スタッフともに体力的な負担は大きくなるので体調管理が大切になりますが、ゲストからすれば、ショップとスタッフが夜も付き合ってくれるというのは嬉しいと思います。実際に離島に潜りに来るゲストは、ログ付けを楽しみにしている人の割合が高いです。

ログ付けが好きな人がいれば嫌いな人も…

ここまで、どちらかというとログ付けの良さを述べてきましたが、必ずしもログ付けが好きな人ばかりでないのも事実。自分の時間を大切にしたい人はいますし、旅行先でのダイビングであれば、のんびり過ごす時間も欲しいかもしれません。

そんな人たちからすれば、ガイドのサインだけもらってログ付けはやらなくても良かったり、短時間でさっと済ませて欲しいでしょう。他のダイバーがログ付けが好き過ぎなので気を使って断りづらいとか、翌日みんなの輪に入っていけないと心配だから一応参加…という人も中にはいるかもしれません。

ダイビングショップとしては個人の指向は尊重すべきですし、ログ付けは無理強いするものでもありません。ログ付けに参加しなかった人が気を使わないような配慮もして、一人一人が良い時間が過ごせたと思えるようなサービスを提供するのが、優れたダイビングショップでしょう。

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