初心者ダイバーのドリフトダイビング③潜降

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ドリフトダイビングの手順の中で最重要部分とも言えるのが潜降です。エントリーからエキジットまで全ての過程が大事ではあるのですが、潜降がスムーズに出来るようになればドリフトダイビングへの不安は一気に解消するはずです。

ここでは、ドリフトダイビングの潜降手順やコツについて解説します。

カスミアジの大群とイソマグロの群れ

カスミアジの大群とイソマグロの群れ

潜降ロープは使えない

ドリフトダイビングの一番の特徴ですが、ボートはアンカーや係留ブイで海底に固定されず、いつでも動けるような状態をキープしています。これは、ダイバーのエントリー後にアンカーを揚げていては、すぐに追跡が開始出来ないからです。場所によってはアンカーをかける浅瀬が無い場合だってありますからね。また、短時間のうちに一気に潮流が加速するビッグポイントでは、船の固定やエントリー準備に時間をかけられないため、アンカリングの必要が無いフットワークの軽さが大きな武器になります。

つまりは潜降時に使えるロープが無いという事で、これがドリフトダイビングが難しいと言われる大きな理由なのです。ゆっくりとしたペースで潜降が出来ないことで、メンタル的にも耳抜き的にも追い込まれてしまう人が、特に初心者に多いんですね。

潜降ロープのない状況に慣れるには、プレッシャーの無い状態で事前練習をしておくことが有効です。普段のアンカリングスタイルのダイビングの時からドリフトを想定して、ロープを使わずにヘッドファーストでスピーディーに潜降することにチャレンジしてみましょう。耳抜きに不安がある人の場合は、潜る前に耳抜きをし、潜降中もとにかく頻繁に耳抜きを繰り返しましょう。タイミングとしては、ヘッドファースト潜降ですので1秒に1回以上やるくらいの頻度が丁度良いはずです。

エントリー後は即潜降

エントリー後は即潜降に入っていくのがドリフトダイビングの基本ルール。船長としては、なるべく大物が出そうな美味しい地点にダイバーを潜降させるために、ボートの位置をコントロールして待機しています。潜降が遅れると、余計に流されて美味しい部分を逃してしまうことにもなります。また、潜降をしていくガイドや他のダイバーから離されてしまうと、透明度が良くない場合などは、最悪はぐれてしまう可能性も出てきますので、速やかな潜降を心掛けましょう

即潜降に備えて、BCDの空気はエントリー前にあらかじめ全部抜いてしまうのがオススメです。そして、ジャイアントストライドエントリーをする場合は着水時の1キックは不要です。余計な浮力が働かない分、エントリー時の勢いで体は沈みこむので、そのまま潜降に入りましょう。

ヘッドファースト潜降

ヘッドファースト潜降は頭を下に向けて潜っていく潜降スタイルです。水底に向かってキックをするわけですから、流れがある中をスピーディーに潜降していく必要があるドリフトダイビングには最適の方法です。

ヘッドファースト潜降のコツはこちらの潜降スキルのページスキンダイビングのページで詳しく紹介していますが、特に大事な潜降し始めのポイントは次の通り。

ヘッドファースト潜降のポイント

  • うつ伏せの状態で顔を真下に向ける
  • 潜降し始めの時は腰を直角に曲げる
  • 腰を曲げると同時に足を真上に上げる

この潜降方法は頭が下側になり、耳抜きが苦手な人には不利に働くのですが、前述したように、とにかくこまめに連続して耳抜きを行うことでカバーが出来ます。

ガイド・バディを視野に入れながら潜降

潜降中はガイド、バディを常に視野に入れておいてください。潜降地点がピンポイントで決まっている場合、一人だけ間違ってしまうと大変です。また潜降中、自分やバディにトラブルがあった場合はすぐにガイドとコンタクトを取る必要が出てきます。

もしチーム内の他のダイバーにトラブルがあって、一旦チーム全員が浮上をすることになったとしても、自分が潜降することに一生懸命でガイドを見ていないと、浮上のサインに気が付かず水中で離れ離れになってしまう恐れがあります。自分自身の潜降が上手く出来ていても、バディや他のダイバーに何かトラブルが起こるかもしれませんので、気を緩めずガイドの指示は常に意識しておきましょう。

リトライについて

耳抜きがスムーズに出来なかったり、潜降のタイミングの遅れなどで、他のダイバーから離れてしまった場合、事前の取り決めに従ってエントリーにリトライ出来るケースもあります。

ブリーフィングでそういった際の対処法が説明されますが、遅れた人だけがアシスタントと一緒にリトライをするのか、それともチーム全員で一度ボートに上がるのかを把握しておきましょう。

ただし、あらかじめ説明をされていても、全てのケースでリトライが可能というわけではありません。一度目のエントリーから時間が空いてしまうと、流れが速くなってしまって再エントリーが難しかったり、他のチームの追跡を行う必要が出てくるためです。

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