初心者ダイバーのドリフトダイビング④水中を楽しむコツ

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ドリフトダイビングは、スキルの面ではエントリーや潜降が重要な位置づけになりますが、そもそもの目的は水中を楽しむことで、エントリーや潜降はそのアプローチでしかありません。

ここでは、ドリフトダイビングで本来最も美味しい部分である水中での動き方や、大物を見るためのコツを紹介します。

イソマグロとの遭遇

イソマグロとの遭遇

水中での移動のしかた

ドリフトダイビングのセオリーですが、水中移動は潮の流れに乗りながらというのが基本です。単純に流れに乗る場合も、流れの速さによって少しずつやる事が変わってきます。

流れの速さと移動のしかた

  • 流れが遅い時:中層を流れの向きにゆっくり泳ぎながら移動。中層にいる時間が長め。
  • 流れが普通の時:流れに体を任せつつ、フィンキックで微妙なバランスを取る。中層移動と着底をバランスよく。
  • 流れが速い時:流れに向かうように軽くフィンキックしながら、移動速度を調整。着底する時間が長め。

流れがゆっくりの場合は、大物狙いならば広範囲を探るためにも、疲れない程度に積極的に泳ぎます。逆に流れが速い場合は、泳がずとも流されるだけでかなりの距離を移動できるので、着底をして大物の登場を待つスタイルがメインに。移動中に流され過ぎを防ぐために、若干流れに向かってキック(逆らって進むわけではありません)してスピードを殺すこともあります。

水深があるポイントで、中層を流す場面が多い時には、流れの速さに関係なく基本的に着底はしないということもあります。ポイントの幅や距離は決まっているので、流れが速いと必然的に潜水時間が短縮されます。長い時間潜って、予定のエキジットポイントを外れるくらい流されてしまうと、万が一の展開ですがボートとの合流に支障が出てくることがあります。

着底が出来るポイントの話に戻りますが、全体としては流れの下手側へ移動しながら、状況に応じて流れを横切ったり、少し逆らう場面もあるかもしれません。それは、流れの上手に魚を発見した場合や、潮の向きなどから判断して、流れを横切って泳げば大物がいるかも(いないこともしばしば…)という場合です。そんな時は、流れに負けないよう岩をつかみながら進みましょう。中層を泳げば無駄にエアーと体力を消費してしまいます。これを徹底せずに、流れの中を泳いでしまう人が意外に多いです。ドリフトダイビングでは、エアーと体力の節約がポイントになります。

水中での注意点

流れがある場所では、一緒に潜るメンバー全員がグループとしてまとまっていることが大切になります。流れに乗る時は乗り、待つところでは待つ、というペースをガイドを基準にして合わせなければ、流れの影響でダイバー間の距離が離れすぎてしまいます。

少し場所が変わるだけで流れの向きや強さが変化することがあるので、ガイドをなるべく視野に入れておいて、動きのタイミングを合わせるようにしましょう。原則としてガイドの近くにいるように心がけ、ガイドよりも流れの下手側に行かないように気を付けます。目安としては、透明度が良い場合でもガイドからの距離は7,8mくらいまでと考えるといいでしょう。

また残圧の管理もこまめに行い、無駄な空気を使わないように注意しましょう。流れの中を泳ぐドリフトダイビングは、流れに逆らわなくても思った以上にエアーを消費します。着底している時でも流れを受けている限りは普段のダイビングより体力を使うでしょう。ドリフトで潜るポイントは平均的に水深が深くなることが多いのも空気消費量が増える理由です。

水中での注意点

  • ガイドと同じペースで動き、離れ過ぎない。
  • 残圧をこまめにチェックし、消費を抑えるような行動を心掛ける。

大物を見つけるコツ

大きな魚との出会いがドリフトダイビングの楽しみの一つです。水温などにも影響を受けるのですが、大物は普通の目線よりも上側に現れることがほとんどです。特にイソマグロやギンガメアジ、バラクーダなどは、少し顔を上げながら探すと見つけやすくなります。魚が速く泳いでいる時などは、発見が遅れると見逃してしまうケースも。時にはガイドが必死にアピールしているのにもかかわらず、ゲストが下を向いていて大物の出現に気が付かない残念な事態も起こり得ます。

中層をずっと流すドリフトダイビングに関しては、自分の下側に大物が現れることもありますので注意が必要です。例えば与那国島のハンマーヘッドシャークなどは、ダイバーの上から下までをしっかり探す必要があります。

また、ウミガメやホワイトチップ(ネムリブカ)は海底付近で休んでいることもよくあります。トータルで大物遭遇率を上げるには、中層から上を80%、海底付近を20%くらいの割合で見るようにするのがおすすめですね。

周囲に目を凝らして、キラッと光るものを見つけたり、何か大きなものが動いた時に反応するクセをつけておくのもいいでしょう。

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