初心者ダイバーのドリフトダイビング⑤浮上

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ドリフトダイビングの際の浮上は潮の流れに乗った状態で行い、ボートからの助けも受けられないので、特有の注意事項があります。

潜降時ほどではありませんが、やはりシビアさが必要になる場面ですので、しっかりとコツを押さえておきましょう。

水面のボート

水面のボート

チームで一斉に浮上開始

グループでまとまって潜るドリフトダイビングでは、行動のペースを合わせることが重要です。浮上開始の際もガイドを基準にしっかり合わせて、チームから離れることが無いように気を付けましょう。

浮上に入るタイミングは予定潜水時間に合わせてか、もしくはポイントの地形に合わせてという事になります。予定潜水時間が40分であれば、35分を経過した頃には浮上を開始します。また流れが速い場合には、予定時間内でもポイントの端まで到着してしまうことがあり、地形的に急激に深くなったり、流れがさらに速くなるため、やはり浮上に入ります。

ちなみにですが、急激に深くなる場所(根が無くなる所)にはダウンカレント(深いほうへ落ちる流れ)が発生することがあります。ガイドの居場所を常に確認し、自分の水深に気を配りながら遅れることなく浮上に入りましょう。

ロープが使えない状態で安全停止

水深5m前後で、ガイドが船長に居場所を知らせるシグナルフロートを上げ、安全停止に入ります。

ドリフトダイビングでダイバーにボートが近づいてくるのは、浮上が完了し水面に到着してからです。つまり、通常のダイビングのようにロープにつかまっての安全停止は出来ません。必然的に、ホバリングをしながら一定の水深を保って安全停止をすることになります。ガイドにつかまることも出来ますが、ドリフトに挑戦するにはもう少しスキルアップをすることが望ましいです。

外洋に近い場所でのドリフトダイビングの場合は、安全停止は完全な中層で行われ、周囲は青一色ということもあります。目印になるものがほとんど無い上に、慣れていないと同じ水深を保つことも難しいため、上下左右の感覚が分からなくならないよう注意が必要です。

おすすめなのが、ガイドのすぐ近くで同じ水深にいることです。ダイビングスキルに優れ、その海域での経験も豊富なガイドは、水深キープには格好の目印になります。水面を見て水深の目安にしておくことも、平衡感覚を保ち、水深を一定に維持するためには有効です。ダイブコンピューターや水深計を頼りにするのも間違いではありませんが、余裕があるなら自分の視覚や感覚を使う方が、中性浮力スキルの上達につながります。ダイコンは補助的に使っていくといいでしょう。

安全な浮上速度を守る

安全停止が最低3分間経過すれば、水面への浮上が始まります。ガイドを中心にコミュニケーションを図り、全員で浮上をしていきます。この時注意したいのが安全な浮上速度。浮上速度に関しては無頓着なダイバーも多く、目印の無いドリフトダイビングではなおさら速度が速くなる傾向があります。

ドリフトダイビングは平均水深が深くなりがちで、水中での運動量も多くなります。つまりは減圧症のリスクが高まるということで、通常のダイビング以上に浮上速度に気を使うべきなのです。浅場は特に圧力変化が大きいため、最後の水面までの浮上は特にゆっくり(ラスト6mは1分間かけることを推奨)行う必要があります。

たまにガイドよりも先に水面に到達してしまうゲストがいますが、焦らずゆっくりとした浮上を心掛けましょう。

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