ダイビングインストラクターの勤務形態-常勤・非常勤-

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ダイビングインストラクターの勤務形態はいくつかあり、業務内容や収入面、求められるモチベーションなどが変わってきます。ゲスト側からでもよくスタッフを見ていれば、何となくその辺りの違いが分かるかもしれません。

ここではダイビング業界志望者向けに、インストラクターの代表的な勤務形態について紹介します。

クラカオスズメダイ

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常勤

ダイビングショップに所属し常勤スタッフとして働くインストラクターが、人数としても最も多く、一般的にもよく知られています。ゲストダイバーの目に触れる機会も多く、皆さんも普段から一番お世話になっているのが常勤インストラクターだと思います。

正社員として給与を支払われながら毎日働くという、一般的な職業に近いスタイルなので、現在インストラクターを目指している人もイメージがしやすい勤務形態ですね。経営者として独立するにも始めはショップの常勤スタッフからというケースがほとんどですし、末永く常勤スタッフとして働いていく人も多くいます。

当然ダイビングショップ経営の中核になる存在ですので、業務内容はダイビングショップに関わる全ての業務という事になります。接客や販売、現場の講習、ガイド業務などの、いわゆるダイビング屋さんの仕事の他に、電話・メールの対応や経理などの事務業務、その他雑用一般まで、幅広くこなします。ショップによっては、時にダイビングとは縁遠い業務をするケースもあるでしょうが、全てをダイビングに繋げる意識を持つことが大事です。

常勤スタッフとしてのショップ勤務は、労働時間が長めで始めは低賃金ということもあるため、肉体的にも精神的にもタフさが必要ですが、これからダイビングインストラクターとして本格的に仕事をしていこうと思うのなら絶対に経験しなくてはならない道です。

現場のスキルやコミュニケーション能力、営業力、人脈など、身に付くものも大変多く、やりがいがある勤務形態だと言えます。

非常勤(専業)

ダイビングショップに所属しない、非常勤のダイビングインストラクターも存在します。個人事業主として、ダイビングショップから委託される仕事を請け負い、現場業務を行います。ゲストとはあくまで依頼主のショップのスタッフとして接するので、一般的な認知度は低い勤務形態です。

なお、全てのダイビングショップが非常勤スタッフと契約しているわけでは無く、地域によっては非常勤という形が無い場合もあります。

永続的にこの勤務形態で働き続ける人はほとんどおらず、勤務していたショップの退職後に独立準備をする段階や、次の勤務先が決まるまでの一時的な繋ぎとして、というケースが多いです。

業務内容としては原則として海での仕事のみになります。ショップの事務業務や雑用をこなすことはまず無く、海でのダイビング業務にしても、体験ダイビングやファンダイビングが主で、ダイバーを育てる講習はほぼ担当しません。つまり、ダイビングショップ内側の根幹を成す業務を行う事は無いという事です。

直接的な自分のゲストを案内するわけではありませんが、依頼主の信用を預かるという意味では、常勤スタッフ同等もしくはそれ以上に責任感を持って仕事にのぞむ必要があります。ゲストとショップ双方から評価を得られなければ、仕事を依頼されることは無くなります。

現場業務のみを行うため、常勤スタッフと比べると労働時間は短めで、仕事量によっては収入も増えますが、仕事の依頼が無い場合は収入が途絶えるシビアな勤務形態です。必然的に実力重視になりますので、いきなりダイビング専業の非常勤から始める人はいません。

非常勤(兼業)

上で紹介した非常勤スタッフとは少し異なり、本業として別の仕事があり、副業として週末にダイビングインストラクターの仕事をする兼業的な勤務形態です。IEに合格後、ゲスト時代にお世話になったダイビングショップで仕事をするケースがほとんどになります。

性質的にはダイビング専業の非常勤スタッフとほとんど同じです。やはり、ゲストには常勤スタッフのように責任を持って接する必要がありますし、業務としては海での仕事がほぼ全てです。

ただし専業タイプと違い、インストラクターとしての実務経験が少ないケースもあるので、現場でのアシスタント(海陸ともに)的な役割を担う事が多いです。

本格的に集客し海外ツアーを組めるようなカリスマ非常勤になるには、一度現場で常勤として働くか、非常勤として長い年月の経験を積むか、いずれにしても経営者からの大きな信頼を得る必要があります。

収入面についてですが、週末だけの勤務でアシスタント的な業務内容という事になるので、残念ながら多くは見込めません。ただ、本業として安定した職業に就いている人も多いですし、トータルで見ればダイビングインストラクター一筋(常勤・非常勤問わず)の場合より、遥かに経済的には豊かでしょう。

この勤務形態を選ぶ人は収入面は期待しておらず、生活の安定を確保しながらダイビングを仕事にし、ゲストの役に立てるという事に充実感を得ていることが多いです。

研修生

まだ正規のスタッフではなく、研修生としてダイビングショップで働く形態もあります。研修生は既にインストラクター資格を有することもありますが、まだステップアップの途中という事も多いです。ただしこれは、いずれショップの常勤インストラクターになるための前段階として育成しているケースがほとんどです。

業務内容はダイビングのアシスタントと肉体労働系の雑用一般になります。単独で実務につくことが出来るようになるまではあくまで研修期間ですので、収入面は期待できません。多くの場合は生活費程度を支給されることになるでしょう。余るほどの体力と時間があり、ダイビングインストラクターになりたいという情熱があれば、研修生として働くのもオススメです。

なお、ダイバーとしての経験が少ない、もしくは全く無い場合は、沖縄等のショップでリゾートバイトから始める手もあります。アルバイトの場合は未経験者の敷居が低く、採用もされやすいはずですので、ひとまず求人を探してみてもいいでしょう。

ただし、「バイトはバイト」として夏季のみの雇用と考えられている場合もありますので、職場でのステップアップを望むのであれば、熱意と能力をアピールすることが大事です。

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