インストラクターを仕事にしないという選択もある

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IDC・IEをクリアしてダイビングインストラクターになっても、実際の職業としては選択せずに、今まで通りにダイビングを続けるという人もいます。

インストラクターのランクに至るまでダイビングを続けてくる中で、ダイビングを仕事にすることの大変さや、ダイビングの楽しさを知っているからこその選択とも言えますね。

そのような人達は、一体どのように考えて、「好きな事を仕事にしない」という決断をするのでしょうか。

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収入面

ダイビングインストラクターは収入の面で恵まれているとは言えません。それなりにダイビングを楽しんでいるダイバーなら、ダイビングショップのスタッフ達がどんな生活をしているのか何となく知っている人もいるでしょう。

各ショップでエースクラスのインストラクターでも、一般企業の初任給程度かそれ以下の給料しかもらっていないというケースはよくあります。独身ならばまだしも、家庭がある身なら奥さん(旦那さん)と共働きでなければ、将来設計が難しいかもしれません。

また、季節労働でもあるダイビング業では、冬になると給与の出ない長期休暇を取らなくてはならない場合もあるのです。これでは生活は安定しませんよね。

もちろん、全てのダイビングショップさんがこのような雇用体制をとっているわけではありませんが、ダイビングインストラクターが経済的に厳しい職業であることは確かです。そのことを知っている人達は、あえて今の安定した仕事を捨てることはせず、ゲストとしてダイビングを続ける道を選ぶのです。もしくは週末に非常勤として働く選択をする人も多いですね。

リスク

収入の少なさもリスクと言えますが、ここでいうリスクとは特に安全面に関してです。ダイビングは自然の中でリスクを背負いながら楽しむレジャーで、インストラクターには安全管理に関して責任があります。事故があれば完全にインストラクターのせいというわけでは無いものの、一定の責任が問われることにはなります。

インストラクターになるためのIDCやダイブマスターの講習過程では、安全管理の難しさを特に実感するでしょう。中にはトレーニングや講習を受けることで自信を無くしてしまう人もいるかもしれません。

人の命を左右してしまう可能性があるダイビングインストラクターの仕事。職業として選択するには覚悟が必要です。この点をあまり深く考えずにインストラクターデビューしてしまう人もいますが、遅かれ早かれ責任の重さに気が付く時が来ます。

リスクの大きさに対して、自分にとってどの程度のリターン(収入ややりがい)があるのか、考えた結果インストラクターとして仕事をしないという選択をする人もいるのです。

趣味として楽しみたい

ダイビングインストラクターの収入の少なさや安全上のリスクを理由に、ダイビングは仕事ではなく趣味として楽しみたいと考える人もいるでしょう。現時点で高収入を得ている人や別の仕事で自己実現をしている人は特にそう思うはずです。

また、ダイビングの経験を積み、仕事にすることをリアルに考える程、安全にダイビングをコントロールすることの難しさがわかるはずです。

趣味としてダイビングをしていれば、収入面で悩むことも少なく、基本的な生活には困らないでしょう。また、ダイビング中も最低限自分とバディの安全管理に気を配っていればOKで、神経をすり減らすことはありません。

今までにダイビングを続けてきたことの集大成として、努力の結果として、記念的な意味合いでインストラクターのランクにチャレンジするのもいいでしょう。そのことを責められる筋合いは全くありませんので、堂々とゲストダイバーとしてダイビングを続ければ良いと思います。

ダイビングインストラクターはとてもやりがいのある仕事ですが、必ずしもそこに幸せがあるとは限りません。幸福を感じるラインというのは人それぞれで、何も好きな事を仕事にするということだけが幸せではないでしょう。

ダイビングインストラクターとしてこれから働いて行こう!と考えている人にも、この辺りの事は一度考えていただきたいと思います。その上でなお、ダイビングを仕事にしたいと思えるのなら、きっとダイビング業界でも頑張れるはずです。

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