ダイビングインストラクターならば持つべき心構え

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ダイビングインストラクターの仕事と言うと、華やかで楽しそうなイメージが浮かぶと思います。しかしその基本は接客であり、また安全面でリスクを負う業務ですので、仕事への心構えはとても大切になります。

インストラクターを志す人には、単純な憧れだけでなく、緊張感も持って将来を見据えてほしいものです。ここでは、そんなダイビングインストラクターとしての考え方についてお話します。

ハナビラクマノミ

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ダイビングインストラクターはプロ意識を持つべし

ダイビングインストラクターはただダイビングが上手ければ良いというわけではありません。ダイビングのプロフェッショナルとして相応しい人間性を備えていなければ、ゲストは付いてきてくれないでしょう。

また、インストラクターにふさわしい資質を持った人でなければ、IDC・IEをクリアするのも苦労するはずです。

参考ページ:IDC・IEに合格する人の特徴

態度

インストラクターはダイビングに関わるすべての人たちにとって、模範になるような存在でなければなりません。人と接するときの態度、海やダイビングに対する姿勢など、ゲストは何気ない場面でもインストラクターに注目しているものです。

ゲストの前で後輩スタッフを叱りつけたり、仕事への愚痴をこぼしていれば、ゲストは残念な気持ちになるでしょう。反対に、水中のツアー中にさり気なくゴミを拾っているインストラクターの姿を見れば、ほとんどのゲストが「さすがはインストラクター!」と感心するはずです。

ただ、インストラクターは堅物であるべきだとは思いません。ダイビングはレジャーですので、真面目一辺倒ではゲストも疲れてしまうでしょう。会話でお客様を楽しませたり、水中で感動的な演出をしてみたりと、エンターテイナーとしての性格も求められます。

よく下ネタを盛んに繰り出す人も見かけますが、それでしか場を盛り上げられないようではまだまだ二流、三流の域を出ないと思います。個人的には下ネタも嫌いではありませんが、ゲストに対して積極的に使っていくのはどうかと思います。

身だしなみ

ダイビングインストラクターにとっては身だしなみも大切な要素です。

日焼けをしていて、髪も潮と陽射しで脱色されてしまうため、どうしてもチャラチャラしている印象を与えがちですので、服装や身だしなみには特に気を付けたいところ。よれよれの服を着ない、清潔感を保つなど接客業なら普通に当たり前の決まりごとは最低限守りましょう。

ヒゲに関しては伸ばしてもOKですが、手入れをしている感がある、カッコいいヒゲを心がけましょう。また、講習などで人を指導する立場になるわけで、大人の人から注意されてしまうような恰好(腰パンなど)はいい加減卒業しましょう。女子も化粧の度合いは考える必要がありますね。

日常生活

ダイビングインストラクターと言えど、日常生活までとやかく言われる筋合いはありません。ただ、ダイビングが関わってくる部分は話が別です。

例えば、飲酒喫煙ですね。タバコがダイビングに悪影響を及ぼすのは、皆さんも知っての通りでしょう。念のためおおざっぱに説明すると、肺(肺胞)の内壁が喫煙によって粘性を持ってしまうため、浮上時に肺胞が破裂してしまうリスクがあるのです。

飲酒に関しては程度によりますが、浴びるように飲むのはありえませんよね。ゲストとお酒を共にする機会も多いインストラクターの仕事ですが、自分はもちろん、ゲストの飲酒も適度にコントロールしていく必要があります。場を盛り下げずに酒量を抑えることが出来たらベストですね。

その他、食事や睡眠など、体が資本になるダイビングの仕事では、休日中であっても多少の気配りが欲しいところです。

トレーニング

映画『海猿』などのイメージで、ダイビングインストラクターと言うと体を鍛えていると思われがちですが、必ずしもムキムキである必要はありません。ただし、仕事に差し支えが出ない程度には、体を鍛えておくべきです。

筋力が文句なしに求められるのは、万が一のレスキュー時です。女性インストラクターであっても、自分より体が大きな男性ゲストを海から引き上げなくてはなりません。また、泳力や持久力も必要であることは言うまでもありません。いざという時に、「力が足りない」「疲れて泳げない」というのでは話になりませんからね。

泳力の一部ではありますが、「素潜り(スキンダイビング)」もそれなりに出来なければいけません。エア切れ時漂流時など、息ごらえや素潜りの能力が、最後に自分やゲストを助けてくれるという展開は考えられます。インストラクターであれば最低10~15mくらいは、余裕をもって素潜り出来なければならないでしょう。ただし一方で、「水深20mまでのアンカー掛けは絶対素潜り」というような強制ルールが未だに存在しているショップなどは、スタッフの命を甘く考えており、もう時代遅れだとも思いますね。

また先述のレスキューを含め、知識面のアップデートもトレーニングの一環として、日々意識しておくべきです。講習内容や器材の情報は日々進歩していますし、ファーストエイドやCPRに関しては簡略化される傾向があります。それらの知識を自身の環境に当てはめて、自分のものにしておく必要があります。ゲストから質問を受けた時にも、自分の中で消化した言葉で説明出来るようにしておくべきです。

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