ダイビングの仕事をすぐに辞めてしまう人の特徴やその理由

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せっかくダイビングインストラクターになれても、1,2年ですぐに仕事を辞めてしまう人が増えてます。ダイビングの業界人から見てとてももったいないと感じますし、何よりも本人にとって残念な事だと思います。

なぜ、憧れていたはずのダイビングの仕事が続かない人が多いのでしょうか?ここでは、その理由や、どんな人が仕事を辞めやすいのかについて見ていきたいと思います。

これからダイビングインストラクターとして仕事をしていく人にも、ぜひ一度考えておいていただきたいテーマですね。

イロワケガラスハゼ

イロワケガラスハゼ

理想と現実のギャップ

私が見る限り一番多いケースが、「理想と現実のギャップ」を感じて、ダイビング業界を離れていくというパターンです。

表から見ると楽しそうで、「最高の仕事」だと思われることも多い、ダイビングインストラクター業務。確かに、非常にやりがいがある仕事ですが、その分思い通りにいかない難しさもあり、職業としてのダイビングに魅力を感じなくなってしまう人がいるのも事実です。

皆、色々と理由をつけて退職を申し出るのですが、結局は要約すると次のような、ちょっとマイナスな考えからの決断(厳しい見方ですが)であることが多いです。

  • 楽しい事ばかりだと思っていた
  • ダイビングだけしていればいいと思っていた
  • お金が全然貯まらない
  • 自由な時間が無い
  • 休みが少ない

もちろん中には、やむにやまれぬ事情で、泣く泣くダイビングインストラクターを辞める人もいますが、意外に晴れ晴れとした表情で業界を引退する人が多いのが、何だか悲しいですね。

インストラクターになるまでの過程は、それほど簡単なものではありません。難関ではありませんが、それなりの努力と時間、場合によってはお金も相当かかります。辞めてしまうとそれらが無駄になるとは言いませんが、投資からのリターンが受けられるまでに、少なくとも3,4年は掛かるのがダイビングインストラクターの仕事だと思います。そういう意味で、もったいないなぁと感じるのです。

3,4年続ければ、ダイビングの仕事をいい意味で裏からも理解することが出来、裏があっての表と言うか、キレイな事だけじゃなくて泥臭く働く仕事なんだよ、というのが分かってくるはずです。そこまで来ると、お客様に感謝された時の嬉しさなんかが、一味違ってくるんじゃないかなと思います。

雇用者側と業界の問題

仕事を長く続けるダイビングスタッフが減っていて、「最近は骨の無い子が増えてるよね」なんて話すショップオーナーさんもいますが、一概にスタッフだけに原因があるとは言えません。

ダイビング業界の悪いところですが、労働条件に対する考え方がまだまだ甘く、スタッフの働きが正当な形で評価されていない事がよくあります。「人件費はタダだから、スタッフは働けるだけ働くべき」というような、時代遅れの考えをしている人さえいます。

これは昔から続いている、低賃金長時間労働、休みは取れる時だけというような考えに依存してきた、ダイビング業界全体の責任もあると思います。価格競争が激化して、沖縄などではダイビング料金も値下がりの傾向がありますが、そのしわ寄せは従業員に来るのです。これから先、何十年もダイビング業界が続いていくためには、こんな状態でいいのかなぁと思ってしまいます。

ダイビングインストラクターが安心して、誇りを持って働けるような環境を作っていくためには、ダイビングショップ単位と言うより、業界全体で状況を見直さないといけない気がします。

一生続ける仕事ではないという意識

現役のインストラクターの中にも、ダイビングは一生の仕事ではないと、ドライに考えている人が多くなってきています。

収入が低い次元で安定している(泣)ことや、業界や指導団体から守られていると感じられなくなっていることに、危機感を覚えている人が増えているんですね。

男性なら家族を養っていくこと、女性なら家庭をケアすることを考えると、ダイビングの仕事にはリスクが大きい時代になっているのだと思います。

そのような考えの現役インストラクターが増えたことで、新人インストラクターも、かなり早い段階で「いつまでこの仕事を続けるか」という話をするようになっています。

また、元々期間限定でダイビングの仕事に就く人もよく見かけるようになりました。一つの職業としての地位がかなり落ち込んでいることを考えると、やはり残念な気持ちになるのですが、ライフプランを立てておくのはとても大事なことです。

私自身、ダイビングの仕事にやりがいを感じていますが、現在のダイビング業界の状況等を見ると、無条件に「とにかく仕事は辞めたらいかん!」なんてことは言えません。

その代わりに言いたいのは、ダイビングインストラクターという仕事を選んだのなら、全力で取り組むこと。もし辞める時が来たなら、ダイビングインストラクターとして学んだことを活かすような人生を送って欲しいという事です。

参考ページ:ダイビングインストラクター、仕事の難しさ。

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