ダイビングインストラクターって職業として将来性あるの?

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ダイビングインストラクターを目指す人やその家族にとっては、この仕事がこれからどうなっていくのか、気になるところでしょう。

ここではダイビングインストラクターという職業の将来性について考えてみましょう。

ノコギリダイの群れ

ノコギリダイの群れ

ダイビングインストラクターと業界の将来は…

ダイビングの仕事というと、なんだか不安定なイメージがあって、恋人や息子・娘がダイビングインストラクターとして働いている人にとっては、「その仕事続けてて大丈夫なの?」と心配になってしまうかもしれません。

一体、これからのインストラクターやダイビング業界はどうなっていくのでしょうか?

ダイビングの仕事は無くならない

まず言えるのが、「ダイビングインストラクターの仕事は無くならない」ということです。ダイビングは本格的にレジャーになって50年くらいのマリンスポーツですが、全世界の人たちにレクリエーションとして完全に受け入れられた感があり、簡単には廃れない地位を確立しています。

極端な話、地球上から海が消えない限り、ダイビングは無くなりませんし、インストラクターの需要は尽きないでしょう。しかしそう考えると、海という環境を今まで以上に大切にしていかなくてはいけませんよね。仮にダイビングが出来ないような世の中になるとしたら、それは私たち人類が海や陸の自然を荒らし続けた結果ということになるはずです。

その責任が重くなっていく

ダイビングインストラクターの仕事はすぐには無くならないでしょうが、その一方で、安全管理についてはよりシビアなスタンスが求められるようになると思います。それは、ダイビング業界の中で、消費者保護の考え方が少しずつ変わってくることが予想されるからです。

この度、消費者庁の「消費者安全調査委員会」専門委員に、ダイビングの安全について研究されている中田さんという方が就任されました。この方のお話を聞くと、全くの正論をおっしゃっているのですが、プロ側に特に厳しい判断基準を持っているという印象を受けます。「インストラクターの管理責任をもっと積極的に考えていきましょう」という感じの人ですね。

これまで、ダイビングの常識として、ゲストであっても自分の安全管理は自分で行う、いわゆる自己責任の原則がありました。事故があった場合、もちろんインストラクターの責任も問われますが、事故者となったダイバーが正しく自己管理が出来ていたのか、ということも充分に追及されてきたのです。

しかし今の流れを見ていると、これからはまずインストラクター側に少しでも過失が無かったか?という点が重点的にクローズアップされていくでしょう。そして、消費者であるゲストダイバーを無条件に守る方向に話が進んでいくことも考えられます。

インストラクターの仕事自体はこれまでより更に重要になるはずですが、一方で小さな失敗も許されないような状況になってくると思われます。講習中やガイド中に事故を起こすことはもちろん厳禁ですが、認定したダイバーが別の海で事故を起こした場合でも、一部責任を追及されるようなことがあるかもしれません。

高賃金化する可能性も

ダイビングインストラクターの仕事と言えば低賃金と決まっているのですが、今後は賃金の水準も上がっていくのではないでしょうか。

現在、ダイビング業界は人材不足です。若いインストラクターの離職率が高く、スタッフの平均年齢がどんどん上がっているショップも多いと思います。やっぱり職人気質の業界はどこもそうなってしまうんでしょうかね…。

とにかく、人が足りないおかげで、現時点で既に初任給が少しずつ上がってきています。ベテランスタッフからしたら、「俺の時はそんなにもらってなかったけど…」と、ちょっと不満も出るかもしれません。

また、上でもお話ししたように、今後は安全に対してよりシビアなサービスを要求されるようになる可能性があります。そのため、今まで以上に緊張感のある仕事を求められ、インストラクターはリスクを背負うことになるので、これまでと同じ報酬で働くことが難しくなるはずです。このことからも、スタッフの賃金は今後アップしていくのではないかと思われます。

優良ダイビングショップはますます優良に

現在、地域によってはダイビングショップが乱立状態となっています。価格競争が激しく、安売り故のサービスの質の低下も、残念ながらあるようです。このような状況が続くと、時代の変化がある度に、優良ショップはますます優良に、そうでないショップはますます危ない方向へ進んでいくという、二極化が進むと思われます。

例えば今年(2014年)、PADIのオープンウォーターダイバーコースの規準が大きく改訂されました。より自主性を持っていて、自己管理が出来るダイバーを育てるための改訂です。これまで以上に、時間をかけて丁寧に指導をしていかなければ、ダイバーを認定することが出来なくなりました。

優良と言われるショップはこれをチャンスと捉え、スケジューリングや価格設定に苦労しつつも講習の質を向上させて、最終的には顧客満足度アップにつなげていくのでしょう。しかし、安さと早さを全面に押し出していたようなショップの場合は、これまでのようなCカード量産体制が効かなくなってしまい、経営を立て直すことが出来ずに潰れてしまうか、妥協した講習を続けてゲストにしわ寄せが行ってしまうことになるでしょう。

もちろん、優良ショップでなくても、単純に資金があるなら時代の変化に対応は出来るはずですが、最終的には経営者の姿勢が大きく影響するんじゃないでしょうか。ダイビングインストラクターとして働いていくには、会社の進んでいる方向が正しいのかを見極める目が必要になると思います。

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