ダイビングインストラクターの収入

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とにかく「薄給」と言われることの多いダイビングインストラクターの仕事。これからダイビング業界に就職や転職を考えている人にとって、その収入は特に気になるところではないでしょうか。

ハナゴンベ

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ダイビング業界の給与システム

ダイビングショップのスタッフは、ほとんどがダイブマスターかインストラクターですが、実際にこなせる「仕事の幅広さ」という点から、インストラクターの方が給与額も増えます。

プロレベルのランクでない場合(レスキュー以下)でも、ダイビングショップに採用されることはありますが、多くの場合は受付や事務のスタッフとして、もしくは現場で研修扱いのスタッフとして働くことになります。前者の場合は給与が出ますが、後者の場合あくまで研修扱いになるため、支給されるのは給与と言うよりは、最低限の生活費というケースが多いようですね。

給与の形式ですが、他の一般職業と同じように、固定給のみの場合もあれば一部歩合というケースもあり、給与に各種手当が付く場合もあります。

一番多いのは、基本給に手当(夏は繁忙期手当、ナイトダイビングをした時などに残業手当など)が付くパターンではないかと思います。歩合制を採用しているのは、スタッフ個人の働きによってショップの売り上げが変わってくるケースがある都市型ダイビングショップが多いですね。

また、経営者の考え方次第ですが、残念ながら賞与(ボーナス)は無い場合がほとんどです。

ダイビングインストラクターの給与額は?

そういった諸々の背景を押さえていただいた上で、ダイビングインストラクターの収入(一か月の給与)がいくらくらいなのか、ということをお話ししましょう。(ダイブマスター以下に関してはここでは取り上げません。)

以下に、相場的なものを挙げてみましたが、ショップの規模や地域によって当然、差が出てくることもあるのであくまで参考です。

一年目:12万~15万程度

三年目以降:15万~18万程度

役職あり:18万~20万程度

※総支給額です。

年収については、繁忙期手当やボーナスがあったり無かったり、冬は長期休暇で基本給のみになったりと色々パターンがあるので、単純に【月収×12=年収】ということにはなりません。

もう少し具体的に給与モデルを挙げてみましょう。

①ボーナスありパターン

月給:15万円×11か月分=165万円(※冬場1か月休業)

ボーナス:夏1回=15万円

合計⇒年収180万円

②繁忙期手当ありパターン

月給:12万×12か月=144万円

繁忙期手当:5万円×7・8・9月=15万円

合計⇒年収169万円

 

※ボーナスも繁忙期手当も付かないというショップもまだまだ多いです(泣)

また、近年はダイビング業界は人材難のために賃金が上昇傾向にあり、「今は恵まれてる。昔はもっとストイックにやってたぞ!」と主張するベテランインストラクターもいるのが現状ですね。

それでもやはり、世間で言われる通りの薄給ぶりで、勤務インストラクターの場合、役職があったとしても一般企業の新入社員以下ということも多いです。この状況をクリアするには、独立して経営者として打って出るしかありませんが、そのレベルに達するまでに仕事を辞めてしまう人も多いですし、独立したことで逆に収入が全く無くなる危険もあります。

ダイビング業界のお金に対する姿勢

中にはショップ経営に成功し、お金持ちになっているオーナーもいますが、ダイビングインストラクターの仕事は基本的にお金にはあまり縁のない仕事と言えます。と言うか、お金にそこまで執着がない人もいます。

「商売としてやる以上は稼がなくてはいけない」というのも、確かにビジネスの原則ですが、

「本当にやりたい仕事だからこそ見返りを期待をせずに働けるんだ!」

「貧乏が嫌なら他に効率よく儲けられる仕事でも探せば?」

という考えが、ダイビング業界では依然として美談のように語られることがあります。

ただ、現実は厳しいもの。表ではそんなことを言っていても、家族を養って生活していくためにはお金が必要です。やりたいことを仕事にしているのはいいですが、質素な暮らしをしているダイビングインストラクターはけっこういます…。

ショップ経営を維持していかなくてはならないオーナーはもっと大変です。自分の生活はもちろん、従業員の幸せまでを考える必要があり、金銭的にシビアにならざるをえません。

「好きなことで生きていこうよ!」という、夢追い人的な理想もカッコいいのですが、経営者が「大事なのはお金じゃないよね」と言っていては、薄給で日々頑張るスタッフ達がかわいそうですからね。

たまに、人件費を必死に削るオーナーもいますが、経営者として責任を持ち、まずは健全な経営によって収益を上げ、それをスタッフに還元できるよう努力をするべきでしょう。

それにスタッフ側も、自分の仕事に誇りを持って、それなりの対価を主張しなくてはいけません。「毎日ダイビング出来るだけで幸せです」なんていうように、極端に謙虚になっていると、ただ労働力を搾り取られるだけになってしまいます。

まあ、これはスタッフ自身にやる気があることが前提ですけどね。向上心が無く、何となく仕事を続けているだけの人は、高い給料をもらう資格はありません!

結局何が言いたいかというと、「ダイビング業界で働く人達はお金に興味が無いようでいて、実はけっこう生活が苦しい」ということです。

本当にスローライフを味わっているのは、一財産築いて脱サラしたパターンか、もしくは将来の当てがある若いインストラクター(主に女子)などの少数派。

ダイビングインストラクターとしてやっていくには、質素でも楽しく暮らしていけるメンタルと、いつか成り上がってやるという気持ち&行動力(男子は特にですね)が必要になります。

求人情報の給与欄について

なかなかダイビング業界内から収入面の話が語られることも多くないので、これから働こうという人にとっては実際のイメージがつかみにくいところだと思います。ホームページなどに掲載している求人情報にしても、給与欄が「当社規定による」とグレーな感じになっているショップが多いのが現状です。

確かに経験等に応じて能力が大きく変わる部分がありますので、それが悪いというわけではありません。求職者側も給与面にはシビアになってきているので、ショップ側がはっきりと金額を出すと応募すら集まらない可能性もあります。ただ、採用情報に給与の額をしっかり掲載しているようなショップもあり、そのようなケースだと、金額の大小にかかわらず、応募者への誠意が感じられるなと思うのです。

ダイビングインストラクターの適性を診断!

良いインストラクターであるためには、あなたにその職業適性(強み)があるかどうかも大切になります。自己分析などで自分の強みを知るためのツールとしては、「ストレングスファインダー」が世界的に有名ですね。

原則として、このストレングスファインダーを受診するには費用が掛かるのですが、大手転職サイトのリクナビNEXT では無料で、さらに細かくあなたの強みが診断できる「グッドポイント診断」というコンテンツがあります。

この診断で、「慎重性」「柔軟性」「継続力」「感受性」「バランス」「独創性」などの項目が強みとしてピックアップされれば、あなたにはダイビングインストラクターとしての適性があると言えるでしょう。

あくまで目安でしかありませんが、ダイビング業界はもちろんのこと、広い視野で転職を考えている人ならば受診してみると良いと思います。

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