いい水中写真を撮るための被写体の選び方

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ダイビングでデジカメを使い始めたばかりの人が、今よりも上手に水中写真を撮りたいと思った時に大事なのが、被写体の選び方です。

被写体を上手に選べば、ダイビングと水中写真の経験が少なくても、キレイな写真を撮ることが可能です。ひいては、それが水中撮影の上達につながっていきます。

カエルアンコウ

カエルアンコウ

選ぶという感覚

ダイビングをしながら気軽にパシャパシャ撮れるのがデジカメの魅力でもありますし、そういった撮影スタイルも全然ありでしょう。

ただ、最近は日頃デジタル一眼レフカメラを使っている人も増え、コンパクトデジカメにしてもその性能はかなり上がっていますし、とにかく写真の出来栄えにこだわる人がだいぶ増えています。

SNSやブログを見てみても、キレイな写真をアップしている人がたくさんいますよね。きっと、水中でもワンランク上の写真を撮ってみたいと思っているダイバーはたくさんいるはずです。

良い写真を撮るためには、写真の構図や露出といった細部を詰めていく必要があり、その第一歩が被写体を選ぶという事なのです。カメラの細かい設定を変えるには知識も必要で、センスのようなものも要求されますが、被写体を選ぶのは簡単です。

まず、この選ぶという感覚にシフトチェンジすることが大切です。なんでもかんでも手当たり次第シャッターを切るのではなく、どの生物、被写体が画になりそうか、良い写真が撮れる確率が高そうかをちょっと考えてみましょう。

陸でも海でも、素敵な写真を撮る人はいつも無意識に被写体を探し、選んでいるはずです。

写真を撮ることを考えるのなら、ある程度は割り切るスタンスも大事。ダイビングの潜水時間は限られていますので、いい写真が撮れる見込みのない生物に時間をかけてしまうのはもったいないです。

どう被写体を選ぶか?

被写体を選ぶ時は、当然ながら自分がどんな写真を撮りたいのかを考えて、イメージに合った被写体を探します。ですが、水中写真初心者の場合はイメージ発進よりも、まず被写体ありきで考えていく方がオススメです。

例えば、「今日は海の青さを活かした写真を撮ろう」というよりは、「あそこのポイントで見られるカエルアンコウをキレイに撮ろう」と決めるのがいいでしょう。

イメージ発進の場合はセンス重視というか、ちょっと芸術家肌な感じで、自分の描く理想に合う被写体が見つからないという展開も考えられます。

ガイドがブリーフィングやポイントへの移動中などに教えてくれると思うのですが、そのダイビングで見られそうな生き物の中からメインの被写体を選びましょう。その他脇を固める被写体は、実際に海に入ってからガイドに見つけてもらったり、自分で探してみても面白いですね。

撮りやすい生物

デジカメ初心者が被写体を選ぶ際に意識したいのが、まずは「撮りやすい生物」をターゲットにするという事。

「撮りやすい生物」というのは、動きがゆっくりな生物です。

写真をとるための光が少ない水中では、魚の速い動きに対応するにはそれなりの撮影テクニックが必要だったり、撮影環境がしぼられるのに対し、動きがゆっくりめの生物の場合、腰を落ち着けてじっくりピントを合わせることが可能ですし、また角度を変えて何枚も撮影をすることが出来ます。

そして被写体の大きさも「撮りやすさ」の条件。1,2cmくらいの小さい生物を撮影する場合はクローズアップレンズが必要になります。

このレンズを付けるとピントがデリケート(合わせづらく)になり、水中でピタッと止まれなくてはいけないため、まずここではクローズアップレンズを使わずに撮れる被写体を選ぶ、という方向で話を進めます。

ほとんどのデジカメには水中マクロモードがあり、ある程度の小さい被写体にも対応できます。しかしその性能には限度があり、水中マクロモードではだいたい3cmより大きい生物からがターゲットになるでしょう。

さらに、出来るだけ被写体に寄って、フレームに大きく入れた方が迫力のある写真になるということも考慮に入れると、大体10cm前後の大きさが欲しいですね。

8~20cmくらいであれば、マクロモードで大きく写し迫力を出すことも出来ますし、ワイドモードで周りの雰囲気を入れて広がりを出すことも出来ます。

以上の、「動きがゆっくりである程度の大きさがある生物」の例を挙げるとすれば、上でも名前を出したカエルアンコウや、ハダカハオコゼ、正面から撮るウツボなどが最適の被写体になります。

少し小さいものであれば、ウミウシの仲間も動きがゆっくりな上にアーティスティックな写真が撮れるので人気です。

大きめのものになるとツバメウオやアカククリ、ミノカサゴ、ヘラヤガラも撮りやすい魚ですし、大物と言われる魚ならブラックフィンバラクーダの群れやマンタなどもゆっくり泳ぐので撮りやすい(出会えればですが…)でしょう。

良いイメージ作り

写真に限らずだと思いますが、スキルアップには、ある程度の成果を出すことで良いイメージをたくさん持つことが大事だと思います。

具体的には、まず撮りやすい被写体で良さげな写真をたくさん撮り、周りの人達の反応なども見つつ、どういう写真が「良い写真」なのかというイメージを自分の中に作っていくことで、技術や感覚を養っていきます。

撮りやすい生物ばかり撮っていると楽をしているような気にもなりますが、これが水中写真初心者の域を脱する近道です。

普段からイージーな被写体をなるべく美しく撮ることを心がけていれば、撮りにくいけど撮り甲斐があるという生物に出会った時にも、無意識にあれこれ気を使って素敵な写真が撮れるようになるでしょう。

水中写真を「作品」にすることで上達する

水中写真の上達には、ダイビングスキルや撮影の知識を身に付けることが大切ですが、「写真を作品にすること」も意外に効果があります。人に見られることで意識が高まりますし、客観的に自分の写真を評価することができますからね。

インターネットで注文できるフォトブックであれば、だれでもお手軽に水中写真を作品に出来ます。中でもしまうまプリント は価格がお安く、しかも出来上がりがとてもスピーディーなのでおすすめですよ。

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