水中写真を上手に撮るために必要なダイビングスキル

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デジカメを使えば誰でも気軽に水中写真を撮ることが出来ますが、やはりある程度のダイビングスキルが無いと、写真を上手に撮って「作品」に仕上げることは出来ません。

どんなにカメラや写真に関する知識がある人でも、ダイビング自体がおぼつかなければ満足のいく写真は撮れないでしょう。

つまり、キレイな水中写真を撮るには、ダイビングスキルを磨くことが近道になるわけですね。例えば、プロ水中カメラマンはスキルの面から見ても例外無く、超一級の上級者ダイバーです。

ここでは、水中写真の上達のために、特に欠かせないダイビングスキルをピックアップしてみました。

口内保育をするジョーフィッシュ

口内保育をするジョーフィッシュ

呼吸

呼吸は全てのダイビングシーンで基本となりますが、水中写真を撮る時にもとても大切なスキルです。

良い写真を撮るためには、ある程度腰を落ち着けてじっくり撮影に臨む必要がありますが、呼吸が乱れていると体勢がなかなか整いません。これは呼吸が、下にも挙げるバランスや浮力の調整と深い関係があるためです。

また、正しい呼吸が出来ていなければ、エアー消費量の問題なんかも出てきて、じっくり写真を撮るどころでは無くなってきます。

そして写真を撮りたい生物へアプローチをする時も、呼吸はとても大事。

ダイバーの吐く泡の音は魚にとって聞き慣れないものなので、遠くからゴボゴボ大きな音を立てながら近づいて来ては、写真どころか魚の姿を見ることも出来ないかもしれません。

正しい呼吸をしていれば、そんなに大きな音は出ないはずですが、写真を撮る時にはいつも以上に意識して、コポコポコポ…という感じの小さい泡が出るような息の吐き方をしましょう。

バランス

水中で写真を撮る時に大事なのは安定した姿勢。陸上でも体が揺れていたらブレブレの写真しか撮れないですし、光の少ない水中での撮影ではなおさらです。

そして安定した姿勢を作るために必要なのは水中でのバランス感覚。自分の重心が左右のどちらにどれくらいズレているのか、感じられるようになりましょう。

また、器材を調整することでも水中のバランスは向上します。BCDのベルトをしっかり締めたり、タンクがいつも背骨に沿うような姿勢を心がけていれば、バランスはそう崩れなくなります。

そしてフィジカル面では体幹を鍛えて(”鍛える”とまでいかなくてもOKです)、少々難しい姿勢でもバランスをキープ出来るようにしたり、バランスが崩れそうな時でも立て直せるようになれば、キレイな写真を撮るための下地が出来上がってきます。

バランスを崩した時に慌てて大きな動きをすると、警戒心が強い生物を驚かせてしまいます。それまでじっと休んでいたウミガメが、すーっと泳いで行ってしまうなんてこともあるかもしれません。

チャンスを逃さないためにも、水中では最適バランスをキープしましょう。

浮力調整

ダイビングで何かをするには、いつも中性浮力の上達がつきもの。水中写真だって浮いたり沈んだりを繰り返していては、撮影がままなりません。

実を言えば、水底で写真を撮る時には、完璧な中性浮力よりも若干マイナス浮力の方が姿勢が安定して良い感じになります。ただこれは、分かった上であえてマイナス浮力に調整するところがポイントなのです。

水中写真撮影で大事なのは、中性浮力というよりも状況に応じた浮力の調整です。

中層で写真を撮る時には、当然オーソドックスな中性浮力状態が必要になります。

また、岩で体を支えて撮影する時などは、ヒジを付く支点の位置や足場の傾斜の状況によっては、バッチリの中性浮力でバランスをサポートしてあげることが重要です。

このようにシチュエーションによって、中性浮力でいくのか、微妙にずらした調整にするのか、というさじ加減がポイントで、そのためにはそれなりのレベルで中性浮力をとれるスキルが必要だということです。

また中性浮力と非常に関連性が高いのが、上で挙げた「バランス」で、水中でのバランス感覚と浮力の感覚はジャンルが近いものがあります。

自分の体がどれくらい傾いているのか、どのくらい浮き気味なのかというのは、いずれも自分の体のアンテナを敏感に働かせて感じるものです。

バランスと中性浮力を一定レベルに仕上げることが出来れば、素敵な写真が撮れる日は近いですよ。

フィンキック

水中を自由に動くためのフィンキックは、水中写真を撮るために不可欠なスキルです。

特にアプローチスピードの細かい調整が必要な場面では、フィンキックを自在に操れることが強みになります。

大物を発見した時の一瞬のダッシュ、流れがある中で撮影をする場合の継続的な強めのキック、魚の警戒心の程度を見ながらのゆったりしたアプローチなど、フィンキックを状況に合わせて使い分けることで被写体に上手く近づけます。

また、フィンキックはマナーの面からもとても大切なスキルです。

砂地で砂を巻き上げてしまうと、視界が悪くなってしまい写真が撮れません。

巣穴の外にいるハゼを皆で順番で撮る時などに注意したいのが、写真を撮った後のフェードアウトのしかた。

フィンをはためかせて泳いでしまうと、砂が舞い上がったり、ハゼが驚いて隠れてしまいます。正しいのは、撮影後もハゼと巣穴の方を向いたまま、フィンを少し浮かせながら後ずさりをして離れていく方法です。

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