初心者ダイバーのための水中写真講座①露出

(Sponsored Links)

【上手く&楽しく潜るためのページセレクション!】

「もっとダイビングを楽しみたい!上達したい!」というあなたにおすすめの記事を、閲覧数の多いものを中心に厳選しました。


水中写真はダイビングの一つのジャンルと言えるくらい、ハマる人が増えています。

デジカメ(コンパクトデジカメ)を使えば、カメラの設定を難しく調整しなくてもキレイな写真を撮れますからね。やはり、デジカメがオートで適正露出を判断してくれることが大きいです。

ここでは、カメラの仕組みのうち露出について、初心者ダイバー向けにお話ししますね。

ハナミノカサゴ

ハナミノカサゴ

適正露出

写真の基本は光です。

カメラはレンズで光を集めて像をつくり、フィルムやデジカメの場合は撮像素子(センサ)に像を記録して写真にします。

この光を取り込むことを、カメラの用語で露出と言います。

フィルムや撮像素子が、正確に光を感じて像を記録するためには、丁度良い量の光を取り込むことが必要になります。この丁度良い光の量が「適正露出」で、良い写真を撮るためには陸上でも水中でも、適正露出をきちんと押さえることが鍵になります。

本来なら、絞りやらシャッタースピードやらを自分で四苦八苦しながら調節して、適正露出の状態をつくるのですが、現在のデジカメは、高精度でこの適正露出を判断してくれる機能が当たり前のようについているので、誰が撮ってもそれなりにキレイな写真が出来上がるんですね。

露出がオートでも理解することは大事

カメラがオートで決めてくれるなら、露出についてあえて知る必要は無いように思えてしまいますが、そんなことはありません。

スポーツ観戦などでも、競技を行うのは選手で、それを単純に観ているだけでも楽しめますが、細かいルールが分かっていればさらに楽しくなると思います。

適正露出を理解した上でカメラに決定を任せておけば、写真の面白さが分かってくると思います。

また、この適正露出にも幅があり、写真が多少暗めだったり明るめだったりしても、フィルムやセンサが感じ取れる範囲の光の量であれば、適正露出であることに変わりありません。

そのため、プロカメラマンなどになると、あえて暗めや明るめの写真を撮るために、適正露出の値をマニュアルで決定していることが多いです。

適正露出を決める仕組み

絞りとシャッターを使って光の量を調節することで、露出が決定されます。

絞りはカメラに入ってくる光の量を調節します。数枚の金属板を組み合わせた構造になっていて、その開け具合で入ってくる光の直径を変化させます。

絞りは f 1.8,f 2,f 4 というような数字で表現されます。数字が整数では無いので分かりにくいですが、数字が大きくなると、絞りは絞り込まれて、入る光の量は少なくなります。

シャッターは、シャッタースピードを変化させることで、光がフィルムやデジカメの撮像センサに当たる時間を調整します。シャッターは撮影時に開いて光を通す構造です。シャッタースピードが長ければ、それだけ多くの光がフィルムやセンサに当たることになります。

シャッタースピードは 1/60,1/125 のように表されて、これはそのままシャッターが開いている時間になります。

このように、カメラは一度に入る光の量と、光が当たる時間を調整して、一枚の写真を撮影する時に取り込む光の量を決定しています。この時の光の量が丁度良い場合が適正露出です。

光の量が多すぎると明るすぎる写真(オーバー)になり、光が少なければ暗すぎる写真(アンダー)になってしまいます。

絞り:光の量が決まる

シャッタースピード:光の当たる時間が決まる

絞りとシャッタースピードを調節して適正露出を導き出す

被写体が元々明るいのなら、光をそれほどカメラに入れる必要はないので、シャッタースピードは速く、絞りを小さく絞って写真を撮ります。暗い時には、カメラにも充分光を入れる必要があるので、シャッタースピードはゆっくり、絞りも大きくします。

また明るさが同じものを撮る場合は、シャッタースピードを遅くするならその分絞りを絞り込んで、光の量を一定にします。

言い換えれば、光の量が適正であれば、絞りとシャッタースピードは複数のパターンがあっても良いことになります。

適正露出のイメージ

コップと水で考える適正露出

コップと水で考える適正露出

この絞りとシャッタースピード、そして適正露出の関係は、よくコップに水を入れるイメージに例えられます。

水を光、蛇口の開き具合を絞り、水を出す時間をシャッタースピードに例え、コップが水で丁度いっぱいになった状態を適正露出とします。

コップを水で満たす(適正露出)パターンは一通りでは無く、蛇口(絞り)をたくさん開いて、短い時間(シャッタースピード)で水(光)を入れていく方法もあれば、逆に少し蛇口を開けて、ゆっくり時間をかけて水を満たしていく方法もあります。

どちらのパターンでもコップをいっぱい(適正露出)にする水(光)の量は同じですよね。

露出補正機能

デジカメをいじっていて、「露出補正」という文字が画面に出てきたことがあるかもしれません。

基本的には、デジカメが被写体の明るさを感知して、しぼりやシャッタースピードを決定し、適正露出で撮影が行われます。

しかし、自分で「もう少し明るい写真にしたい」とか「暗く落として雰囲気を出したい」と思った時にこの露出補正機能が活躍します。

0を基準に …-2,-1,0,+1,+2… と数値があるのですが、+側に数が大きくなる度に取り込む光の量が2倍になっていきます。反対に-側になれば数が小さくなる度に光の量は1/2になります。

0⇒+1 光の量が2倍に

0⇒-1 光の量が1/2に

露出補正機能を使えば、適正露出の範囲は崩さずに、少しイメージを変えて写真を取ることも可能です。

露出について理解が深まると、ちょっとした応用テクニックで写真にアクセントをくわえることが出来るのです。

このページの先頭へ