水中でガイドやバディとはぐれた時の対処法

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ファンダイビング中にガイドやバディとはぐれてしまった、もしくははぐれそうになった、なんて経験をお持ちの方はいないでしょうか?

ガイドも滅多な事ではゲストを見失ったりしませんが、ここでは万が一グループからはぐれてしまった場合の対処法を解説します。合わせて、はぐれるケースを未然に防ぐための注意点もどうぞ。

ミナミゴンベ

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はぐれた時の一般的なルール

講習などでも教わることがあると思いますが、はぐれた時のルールとして最もポピュラーなのが「1分間程度周囲を探した後、見つからなければ水面に浮上して合流する」というもの。一緒に潜るガイドやバディ、チームの全員がこの共通認識を持っていれば、はぐれた時も必ず水面で合流できるはずです。なお、はぐれた時でもゆっくりめの浮上速度を守り、周囲と水面の安全確認は欠かさないように。

そして浮上前に周囲を探す時にも、はぐれたゲスト側は基本的にその場から動いてはいけません。積極的に辺りを探し回るのは、ポイントの水中地形や通ってきた経路をより把握しているガイドに任せ、はぐれたダイバーはその場に留まっていた方が合流できる可能性を高めます。ガイドとはぐれてしまったら、焦ってその場を動きたくなるでしょうが、移動せずに周囲を360°見渡して探すというのが最善の方法です。

水中での捜索時間は1分間と言うのが通例ですが、残圧に余裕があり気持ちが落ち着いているのであれば、2,3分くらいガイドを待ってみた方が良いケースもあります。例えば、水面が波で荒れている時や流れが速い時、または現在位置の水深が深く、すぐに浮上するにはリスクがある場合などです。ナイトダイビングでは、水中でライトの灯りを隠してみると、遠くにガイドやバディのライトの光が見つかり、浮上をしなくても良くなることがあります。

更に特殊なケースなのがドリフトダイビング。流れがある上に、単独での水面待機になった場合はボートからの発見も時間がかかりますので、水中に残るにも浮上するにも大きなリスクが伴います。つまりは、はぐれたからといって簡単に浮上が出来ない場合もあるということです。そういったことを考慮すれば、なおさらはぐれないことが一番ということになってきますね。

特殊なダイビングの場合も含めて、エントリー前にははぐれた時の対処法を予め決めておくべきです。特に指示が無い場合は、一般的な「1分間その場で捜索後、浮上」のルールが適用されると思っていいでしょう。ただ、ガイドから手順について何も説明が無い場合でも、不安があるのなら積極的に質問をしてみましょう。

水中ではぐれた時の基本的な流れ

  1. その場を動かない
  2. 一分程度かけてゆっくり周囲を探す
  3. ガイド・バディを発見できない時はゆっくり浮上
  4. 水面で合流

水面で合流できなかったときは

本当に万に一つの可能性になりますが、はぐれてしまった際に水面に浮上しても、他のメンバーと合流できない場合があるかもしれません。先程挙げたような、浮上が難しい状況であれば、ガイド側も浮上をしない選択をしている可能性があります(原則的には事前に決めたルールに従います)。あるいは、浮上に手間取っていて水面への到達が遅れているという事も考えられますね。いずれにしろ遅れて他のメンバーが浮上してくることも充分考えられるので、はぐれた後一度水面に浮上したら、余程のことが無い限りは水中に戻ってはいけません

もしある程度待っても合流が出来ない場合は、一人でエキジットする決断をしなければなりません。他のメンバーを待つ時間は、自分の体力や残圧の状況、ビーチやボートまでの距離、潮の流れや波の高さによって変わってきます。総合的に判断して厳しめのコンディションであれば、長時間待ち続ける方がリスクは高くなるでしょう。

一人でエキジットをするとすれば、基本的に水面移動で泳いだ方が迷うリスクが無くなりますし、最短距離を移動できます。スノーケルを使えば、エアの心配も要りません。しかし、水面がいつでも穏やかとは限らず、若干は潜った方が波や流れの影響を受けにくいこともあるでしょう。水中を泳がざるを得ない場合は、浮上した際にコンパスでエキジット地点の方角を調べておくと良いでしょうね。こういう場合は、泳ぐスピードが速くなり息も上がりがちです。意識してゆっくり呼吸をし、落ち着くように努めましょう。

出番が無いことがほとんどですが、シグナルフロートなどのエマージェンシーグッズもあると安心です。

水中ではぐれないための注意点

何はともあれ、ガイドやバディとはぐれずに無事にエキジットすることが一番。そのために心がけたいのが、ガイド・バディとの頻繁なアイコンタクト。ガイドダイビングでは特に、ガイドの方から見てくれるという安心感があって、自分からガイドの位置を確認することを怠りがちです。マスクをしている状態での視野は狭いため、必要以上に周りを気にする習慣を付けることです。写真を一枚撮る度にガイドを見るなど、自分の中でルールを作り、コンタクトを保ちましょう。また、移動開始や集合をゲストに促す際に、ガイドがタンクを叩いて注意を引くケースは多いです。慣れてくればすぐに分かるようになるのですが、タンクを叩く音に敏感になりましょう。

その他、意識の面ではとにかく謙虚になる事。ある程度の経験を積み、スキルにも自信が付いてきた頃は、良くも悪くもダイビングに慣れている状態になっています。ガイドとはぐれる以外にも、油断から思わぬトラブルに見舞われる場合もあります。例えナビゲーションが出来る人でも、ガイドやバディと一緒に潜るからには、自分だけが好き勝手に動いていいという事はありません。その辺のところはダイバーとしての信用に関わるところですので、慢心が過ぎるとダイビングショップのブラックリストに名前が載ってしまうかもしれませんよ!

はぐれないための注意点

  • 周囲を気にしてコンタクトを保つ
  • 周囲の音にも気を配る
  • 謙虚になる

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