ダイバー全員が知っておくべき潜水計画の立て方

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ダイビングは自然環境の中で行うレジャーなので、相応のリスクが伴います。

そのリスクを回避するためには、潜水時間や最大水深をはじめ、水中でのコース取りや、トラブルが起きた際の取り決め、セカンドプランなどの、潜水計画がとても大切になってきます。

ここでは、潜水計画の捉え方や、計画を立てる際の注意点を紹介していきます。

キリンミノ

キリンミノ

計画の全てをガイド任せにしない

ダイビングの潜水計画と言うと、何となくガイドの仕事だというようなイメージを持っているダイバーが多いと思います。実際、プロでもなければ、バディと二人だけでダイビングをすることになるまで、潜水計画はあまり意識することは無いかもしれませんね。

では、一般のダイバーは、バディダイビングをしなければ自分で潜水計画を立てる必要はないのでしょうか?

ガイドと一緒に潜る場合には、その水域に最も詳しく経験も豊富なガイドに計画を任せるのが自然な流れなのですが、だからといって計画に関心を持たないのは良くありません。

ブリーフィングでガイドから説明される最大水深や潜水時間、大体のコースについては、ただ聞くだけでなく、理解しておく必要があります。

例えば、そのコースのどの場所で水深が最も深くなるのか、潜水時間がどれくらい経過したら、エキジット地点へ向かい始めるのかなど、具体的にダイビングをイメージすることで、自分の安全管理がより的確になります。

また、ダイビングの全体像が見えるので、より主体的にダイビングを楽しむことが出来るようになるはずです。このあたりはナビゲーションについても同じことが言えますね。

ガイドのいるダイビングでは、ガイドの立てた潜水計画にただ従うだけでなく、説明されたことを自分なりに噛み砕いてダイビングに活かしていくことが必要なんですね。

限界ギリギリのダイビングはしない

ここからは潜水計画を立てる時の注意点を挙げていきましょう。

まず第一に言えるのは、常に安全な範囲内でダイビングを行うという事。

これについてはCカード講習のマニュアルでも取り上げられますが、ダイブコンピューターやダイブテーブルの数字はあくまで目安ですので、リスクを小さくするためには減圧不要限界ギリギリのダイビングは避けなくてはいけません。

例えば、水深18mであと20分ダイビングが出来るという数値が出ていても、実際に20分間18mの場所に居続けてはダメですよ、という事ですね。この例で言うなら、19分や20分なら減圧症を回避できるという絶対の保証はありません。

また、コース取りを考える時も、まず水深の深い場所に向かい、徐々に浅い水深へ戻っていくというプランがセオリーになります。窒素が体内に溜まっているダイビング後半に、あえて深場に向かい減圧症のリスクを高めるようなことをしてはいけません。

なお、最大水深が30m前後の場合、そこには2,3分しか滞在できないものと考えましょう。

平均水深を考える

最大水深がそれほど深くなくても、減圧症にかかってしまう場合はあります。それは平均水深が深い場合です。

よく箱型潜水と言われますが、最大水深と同じ水深をずっとキープするようなダイビングでは、やはりリスクは大きくなってしまいます。

深場に潜る場合も、浅場とのバランスを考えてコース取りをしましょう。

ちなみに、最大水深が18mのダイビングでは、平均水深が10m以内になるのが普通です。

始めに流れに向かう

流れがある時のセオリーですが、コースの前半では流れに向かって進むようにしましょう。

疲労が溜まってきた後半は、流れに乗ってエキジット地点へ戻ります。また、ダイビング後半は窒素が多く体内に溶け込んでいる時間帯。強い流れに向かって泳ぐと、減圧症のリスクを高めます。

流れが発生するポイントでは、エントリーする時点で流れの向きや強さを把握しておくことが必要になります。

残圧管理

コースのどの時点までに、どのくらい残圧を残しておくか、事前に大まかな計算をしておきましょう。

例えば、残圧が120を切ったら、ポイントのどこにいても折り返しを意識し始める、という風に決めておくと、エア切れのリスクを小さく出来ます。

ガイドと潜る場合でも潜水計画と照らし合わせて、「まだ最大水深に到達してないけど、残圧が100を切りそう…」というような時は、自主的に報告するようにすると安全ですね。

また、ガイドから「80を下回ったら要報告」というような指示が出ることも多いです。

トラブル時の対処法

潜水計画では、トラブルが起きた場合の対応も想定しておく必要があります。特に重要なのが、水中ではぐれてしまった時の対処法です。

基本のルールは「水中で1分間程度その場で周囲を見渡し、ガイドやバディが発見できなければ水面に浮上して合流」というものですが、その日の海況やポイントによっては浮上が難しいケースもあるはずです。

事前に打ち合わせをし、一緒に潜るメンバーで対処法を統一しておくことが重要です。

また、天候や海況が急変した場合のセカンドプランも用意しておくと心強いですね。波が高くなると普段通りのエキジットがしにくい場合などは、別の方法や他のエキジット場所が事前に想定してあれば問題無く対処できます。

ただし、海況が急変することが明らかな場合、ダイビング自体を控えることが現実的ですね。

バディ潜水の計画はよく知る海でシンプルに

いくら潜水計画の立て方やナビゲーションの知識があっても、全く初めてのポイントをバディ二人で潜るのはリスクが高いです。

バディダイビングは、必ずガイドについて何度かダイビングをした場所で行いましょう。

またポイントに相当慣れていない限りは、潜水計画は出来るだけシンプルなものにするべきです。コース中の見どころは3つくらいまでにとどめておきます。

そもそもバディダイビングは、気心知れたバディ同士が気兼ねなく、また自分たちの力でダイビングを楽しめることにその面白さがあるのです。

コース取りが単純だったり、最大水深が浅めだったりしても、充分楽しめるのがバディダイビングのいいところなので、無茶な計画をして冒険する必要はありません。

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