自分で直すレギュレーターの不具合

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レギュレーターはダイビング器材の中では構造が複雑で、故障や不調が起きると一般のダイバーには対処が難しいこともあります。

しかし場合によっては、一般のダイバーレベルでも充分対応出来るトラブルもあります。

分からない部分には触れないこと、必要以上の修理はしないことが鉄則ですが、ちょっとした器材トラブルなら自分で解決できるのが一人前のダイバーです。

そうなれば、周りのダイバーからも一目置かれることは間違いありません。

海に射し込む光

海に射し込む光

レギュレーターの故障・不具合

レギュレーターの故障や不具合を分類すると以下のようになります。

  1. 水中でトラブルが起き一刻を争うという事態
  2. プロが専門的な修理とメンテナンスをすれば直る故障
  3. ダイバーが各自で対処できる軽微な不具合

1.についてはホースの破裂や、ファーストステージ内部のピストンの破損、セカンドステージのデマンドレバーの破損などがありますが、水中でこれらの事態に見舞われると、インストラクターレベルのダイバーでもすぐに浮上をするしかありません。

2.は、まだ緊急を要する段階ではないものの、パーツの劣化がひどかったり、既に軽い故障状態である場合です。なるべく早く、ダイビングショップにオーバーホールと修理を依頼する必要がありますね。

ここから先で解説するのは、3.の「ダイバーが各自で対処できる軽微な不具合」についてです。必ずではありませんが、各ダイバーがその場で対処出来る可能性が高いケースになります。

息が吐けない

排気弁とエグゾーストティー

排気弁とエグゾーストティー

器材のセッティング時に必ず確認をすると思うのですが、息を吸うことは出来ても吐くことが出来ないという不具合があるかもしれません。

これは、レギュレーターをきちんと洗っていなかったり、長い間使われていなかった場合に起こることがあります。原因は、私達が吐いた空気が出ていくはずの排気弁(エグゾーストバルブ)が、レギュレーターのセカンドステージに貼り付いてしまっていることです。

排気弁が剥がれれば良いだけなので、対処は簡単です。水(海水でも真水でもOK)に浸す、または水を流した状態で、排気弁の縁を優しくなでるようにしてやればすぐに直るでしょう。エグゾーストティーを簡単に外せる場合は、外して行う方がやりやすいですね。

もっとも、レギュレータークリアの要領で強めにプッと一息吐いてやると、それだけで直ってしまう事も多いです。ただ、かさぶたを無理に剥がすようなちょっと強引な方法なので、排気弁が傷つく可能性もあります。

余程の急ぎの時以外は、水を使って丁寧に対応しましょう。

対処法:くっついた排気弁を優しく剥がす

水が入る

ダイビング中、唇はしっかり閉じているはずなのに、呼吸の度に口に水が入ってくることがあるかもしれません。

エキジット後にレギュレーターをよく見てみると、マウスピースが小さく裂けていると思います。大きな亀裂がある場合は、レギュレーターをくわえていて明らかに違和感があるはずです。

マウスピースは消耗品ですので、裂け始めたら交換しましょう。換えのマウスピースはダイビングショップで売っています。

マウスピース交換は普通はパーツ代のみの工賃無しで行ってくれるはずですが、甘えずに自分で交換できるようになってもいいと思います。

というのも、交換作業を見ると分かるはずですが、スタッフにお願いするのが申し訳ないくらい簡単だからです。

また、水が入ってくる場合のその他の原因として、排気弁がめくれていたり、小石が挟まっていることもありますが、その場合も排気弁を触るだけで簡単に対処できます。

稀にダイヤフラムに穴が開いている場合や、セカンドステージのボディ自体にヒビが入っていることがあり、その際はショップに依頼してそれぞれのパーツを交換します。

(主な)対処法:マウスピースを交換する

フリーフローする

レギュレーターのカバーを外したところ

レギュレーターのカバーを外したところ

レギュレーターがフリーフローするケースも、原因次第ではゲストレベルで対応が可能です。

それは砂や小石がセカンドステージ内に侵入していることで、フリーフローが起こっている場合です。ビーチダイビングで起こりやすいのですが、大体はセカンドステージを軽く叩いたり、タンクなどにコツコツ当ててやるとフローが止まります。

ただし、小石などの入りどころが悪い場合は、セカンドステージの分解が必要です。分解と言っても、セカンドステージの構造は複雑ではありませんし、この場合だとフタを回して開けるくらいですので、パーツの取り付け順などに気を付ければ誰にでも出来ることです。

(フローが激しい時はタンクバルブを閉めてから)フタを開けて、セカンドステージの中や各パーツを水(海水でも真水でもOK)でゆすぐと、パージボタンやダイヤフラムに挟まっていた小石が流れ出ていきます。組み立ててみると、ほとんどの場合フリーフローは止まっていると思います。

それでもフローが止まらない場合は、セカンドステージでも簡単に触れない部分に原因があるか、ファーストステージの方でトラブルが起こっているはずなので、インストラクターに相談してみてください。

ちなみに、フリーフローと言っても、水中で小さな泡がポコポコ出るくらいのレベルであれば、今すぐには問題にならないことも多いです。

ただ、それによって不安が増大する場合は、ストレスを排除するためになるべく早く対処した方がいいですね。

(主な)対処法:レギュレーターを軽く叩くか分解して洗う

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