ダイビングスキル上達法-器材・ウェイトベルトの脱着②水中編-

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器材&ウェイトベルト脱着のスキルは、普段のダイビングではあまり使う機会が無いので、講習で教わったやり方を忘れてしまっている人も多いのではないでしょうか。

しかし実際は、万が一のトラブルの時、明暗を分けるスキルでもありますので、使用頻度は少なくても覚えておいて損はありません。

ユメウメイロ

ユメウメイロ

スキルの実用性

水中での器材とウェイトベルトの脱着は、水面脱着のスキルよりは、トラブル対応としての意味合いが強くなります。

例えば、器材が漁網やロープに引っ掛かってしまい、器材を装着したままでは脱出が難しい場合は、一度器材を外すことになります。特に漁網は、もがけばもがくほど絡まってしまうので、早めに器材を外す決断をした方が良いでしょう。

ただ、漁業が行われている場所でダイビングをすることはまずありませんし、水中拘束の危険がある網がダイビングポイントにそのまま放置されている事も少ないので、(油断は禁物ですが)脱出スキルとして使う機会は多くありません。現実的には、万が一水中拘束の状態になった場合、無理をして状況を悪化させるより、ガイドやバディに助けを求める方が良いでしょう。

ウェイトベルト関連では、やはり頻度は高くありませんが、深場でのエア切れの際にウェイトベルトを捨てて浮上する、緊急浮力浮上のスキルがあります。

一方で、普段のダイビングシーンでありそうなのが、BCDからタンクが外れてしまう場合。この際もバディがいれば直してもらえますが、一人前のダイバーなら自分で器材脱着をしてタンクを固定し直すくらいのことは出来て欲しいところです。

また、水中でウェイト量を減らしたい時などに、ベルトを外してウェイトを抜くケースも考えられます。

このように、水中での器材・ウェイトベルトの脱着は、全体的に使用頻度は低いのですが、時には深刻なトラブルに対処するために使うこともあるため、油断せず必要な際には確実に成功させたいスキルだとも言えますね。

やり方とコツ

水中での器材・ウェイト脱着時は特にバランスが悪くなるので、焦らず、姿勢を整えながら行う事を重視しましょう。

器材を外す時は左腕から等、ある程度決まった形があるので、まずは基本のやり方を頭と体で記憶してしまえば、バタバタすることも少なくなります。

器材の脱着

  1. BCDの空気は全て抜いておき、器材が体から離れた時に浮かないようにする。
  2. 状況が許せば、右膝を立てて行う。(後でタンクを腕と腿でホールドすることが出来、安定する。)
  3. BCDのお腹側のバックルを外す。
  4. 左の肩ベルトがあれば緩め、左手を抜いていく。まず手の先から抜くとやりやすい。
  5. この時、右手はタンクの底かBCDの後ろの裾辺りをつかんでおくと安定感が増す。
  6. 右手で器材を前に回してきて、右ひざの上に横にして置く。
  7. 必要があれば右腕も抜く。
  8. BCDに右腕を通し、5.と同じところを右手でつかんで、器材を背中の方へ回す。
  9. 右手で器材が背中から離れないように固定しつつ、左腕を通す。腕を曲げて肘から通すとやりやすい。
  10. バックルを留めて完了。

ウェイトの脱着

  1. BCDの空気は全て抜いておき、ウェイトを外した後でも、極力浮かないようにしておく。
  2. 水底でやや仰向けの体勢になり、ウェイトベルトのバックルを外す。
  3. バックルの反対側を右手で持ち、右の太腿辺りに当てておく。
  4. 仰向けの状態から左の方へ半回転し、うつ伏せになる。
  5. 腰や腿の裏にウェイトベルトが乗っているはずなので、うつ伏せの状態でバックルにベルトを通し固定する。
  6. ホースをウェイトベルトに巻き込んでいないか確認。

(ちなみに2.の後、ウェイトベルトを捨てると、緊急浮力浮上の手順に入ります。)

器材、ウェイトとともに体の使い方、体勢がかなり重要です

可能ならインストラクターにお手本を見せてもらって、細かい動きまでコピーしてみると、効率の良い動き方が分かると思います。

本来とは別の意義も

スクーバ器材やウェイトベルトの脱着自体、必要性のあるスキルではあるのですが、ただのスキルとはまた別の意義があると、私は考えています。

それは、「水中で自由に自分の体を動かせるようになる」ということ。

初心者にはちょっと難しく思えるこのスキルですが、一連の動きを無難にこなせるようになれば、水中での体の使い方はかなり上達してくると思います。

少々の動きではバランスを崩さず、器材やウェイトベルトをしっかり自分のコントロール下に置くこと。

脱着を通じてダイビング全般のスキルを高めなさい、という意図のあるスキルなんですよと、私は実際の講習でゲストにお話しさせていただいています。

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