残圧0(ゼロ)にならないための注意点

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「タンクの空気がなくなる事ってありますか?」と、初心者ダイバーのゲストから聞かれることがあります。

いわゆる完全なエア切れ=残圧0(ゼロ)を心配する人が多いのです。普通はまずそういった事は起こらないのですが、ダイビング自体に慣れてきたダイバーは油断や妙な安心感から、ごく稀にエア切れになってしまうケースがあるようです。

ここでは、残圧を0にしないための注意点をお話ししていきます。

アオバスズメダイ

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前提として

残圧0を気にする以前に、今の自分のダイビングが、エアー消費を抑えるために最適なスタイルなのかを再確認しましょう。

正しい呼吸が出来ているか、無駄な動きをしていないか、中性浮力スキルが身に付いているかなどの条件がクリアできていれば、よっぽどのことが無い限り残圧が0になってしまう心配はないでしょう。

ただ、リスクマネジメントが大切なのがダイビングの一面でもあります。エアー消費を減らすダイビングをすることを前提に、以下のことに注意して残圧0を防ぎましょう。

残圧を気にするクセをつける

ダイビングの基本事項ですが、残圧管理のためにはこまめに残圧計を確認することが一番です。

それを分かっていても、つい残圧の確認を忘れてしまうという事もあるのではないでしょうか。ガイドから聞かれて初めて残圧計を見るのではなく、定期的に確認をするクセをつけましょう。

残圧計を見るタイミングとしては、行動の節目節目が良いと思います。潜降が無事完了した時、根から根へ移動した時、水中のクレバスに入っていく前、といったタイミングでチェックを行うようにすれば、大まかな行動別にどれくらい残圧が減っているかを見ることが出来、今後のダイビングで判断材料にもなります。

積極的にガイドに申告

残圧計をこまめにチェックして、ガイドにも申告をするようにしましょう。残圧計を見る度に知らせる必要はありませんが、残圧100あたりで1回、50~60あたりでもう1回くらい申告をするとベストです。必要に応じてガイドから残圧を聞かれることもありますが、ゲスト側からも情報を発信することでダイビングの安全性は高まります。

ガイドの頭の中には、1ダイブごとにコースや潜水時間などの組み立てが出来ているのですが、それらはあくまでシナリオであって流動的です。ゲストの残圧や体調、実際の海のコンディションによって、随時変更していくものですので 、ガイドとしても積極的な残圧の報告は有難いのです。「鬱陶しいと思われるかも…」なんて心配する必要はありませんよ。

ガイドもゲストの残圧を把握しておくべきなのですが、だからといってガイド任せになってしまってはいけません。

海という大きなフィールドではガイドの力が及ばない事もあるので、ガイドが一方的に守ってくれるのが当たり前という姿勢では、安全を確保することは難しいです。

ダイビングポイントを把握

ダイビングポイントの地形やコースを把握しておくことは、残圧を管理する上でとても重要です。

ゲストレベルでは難しいことだと思われそうですが、別にばっちりナビゲーションをするわけではありません。ブリーフィングを聞いてポイントの全体像を大まかに知るだけでも大丈夫です。

具体的には、ダイビング中に次のような状況を把握出来ていれば理想的ですね。

  • 今はダイビングの序盤なのか終盤なのか?
  • 水深はこれからどう変化していくのか?
  • 現在地とボートやビーチの位置関係はどんな感じか?

これらの情報を自分の残圧と照らし合わせれば、今は空気が足りているのか、それとも微妙なペースなのかを判断できます。

同じ残圧50の状況でも、ダイビング終盤でボートの近くに戻って来ているのと、コース半ばでこれからまだ水深が深くなるのでは、事情がかなり変わります。

そういったことを踏まえてガイドへ残圧を申告していれば、安全上厳しい状態になることは無いでしょう。

エア切れが迫ったらガイドやバディに近づく

こまめに自分の残圧計を見ていれば、急に空気が来なくなってエア切れに気付くなんていうことはありません。

残圧が少なくなってきた時点でガイドに申告をすれば、ダイビング中盤であっても、潜水時間やコースを短縮するなどの対応がされ、特にトラブルの雰囲気も無くダイビングが終了するでしょう。

万が一あなたが残圧計のチェックを忘れていて、残圧が10や20など、かなり少なくなるまでガイドに申告できなかった場合のことを考えてみます。

ガイドは状況を知った時点で最善の策を考えるはずですが、それでもエキジットまであなたの空気がもたないと判断した場合は、早めにオクトパスブリージングに切り替えるはずです。完全に残圧が0になってからオクトパスをもらうという事は、非常に危険が伴うので普通はありません。

そのため、いよいよ空気が無くなってきたら、ガイドやバディの近くにいなくてはいけません。適当な距離でダイビングを続けていて、オクトパスをもらう前にエアが無くなったなんていう状況は笑えませんよ!

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