応用フィンキック-あおり足で泳ぐ方法-

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インストラクターがお気楽な感じで平泳ぎのようなフィンキックをしているところを見たことがあるでしょうか?

これを、ダイビングの世界では「あおり足」なんていう風に呼んでいて、ちょっと応用的なフィンキックの方法として知られています。

ここでは、覚えておくと何かと便利な平泳ぎ風フィンキックについて紹介していきます。

ハナビラウツボ

ハナビラウツボ

まずは基本のフィンキックをマスターする

平泳ぎ風なフィンキックは細かく分けると2種類あり、ここではあおり足とカエル足と名付けて紹介していきます。

人によってはこの2つにアレンジを加えて、3,4種類のキックを使い分けているかもしれません。

これらのフィンキックは姿勢に安定感があり、ゆっくり泳いでもバランスを崩しにくくなります。また砂地での巻き上げを防ぐキックとしても知られていますね。

ただ、とても便利ではあるものの、まず基本である左右交互のフィンキックをマスターしてから練習をするべきです。あおり足もカエル足も、一連のキックの動きの中で、フィンを前へ運ぶ必要があるのが難しい部分です。基本のキックを通して、足首を柔らかくすることや、無駄なくフィンを使う感覚を身に付けていなければ、推進力をストップさせてしまう事もあるのです。

あおり足

まずは、どちらかというとオーソドックスなあおり足です。

通常の左右交互のフィンキックと比べると、体が傾いてローリングしないため、安定感に優れるキックです。また、体の下側にほとんど水流を起こさないため、砂地でも砂を巻かずに優雅に泳ぐことが出来ます。

細かいやり方は次の通り。

あおり足

あおり足

  1. まずはフィンを内股気味の状態にして、足を外へゆっくり開いていきます。
  2. ある程度足が開いたら、フィン先を外へ向けるように足首を回します。
  3. がに股気味に足を閉じながら、水を後ろに押し出すイメージでフィンも閉じていきます。
  4. 膝を伸ばして、足首も伸ばしながら、左右のかかとを近づけていきます。
  5. しばらくフォロースルーをとって、惰性で進みましょう。

2.で、足を開く幅を調整することで、スピードを大まかにコントロール出来ます。

ただ、スピードを求めるなら通常のフィンキックの方が遥かに向いており、あおり足は、安定感を保ったまま、ゆっくりと泳ぎたい時に使います。

中性浮力を取ってゆっくりと撮影をしながら進みたい時や、経験の浅いダイバーに合わせて泳ぐ場合などが使いどころです。

反面、瞬発力やダッシュ力が求められる、流れのある状況には向きません。

カエル足

カエル足はパワーの面で優れたフィンキックの方法です。

トルクがある分、回転数は少なくなるものの、あおり足と同じように安定感に優れ、砂の巻き上げもほとんどありません。

やり方は以下の通りです。

カエル足

カエル足

  1. フィンが水の抵抗を受けないよう、水を切るようにして足を前へ持っていきます。
  2. がに股気味になり、足首を曲げたまま、真後ろに向けて水を押し出します。
  3. 左右のかかとが合わさるくらいまで足を伸ばし、足首も使って最後までキック。

ポイントは足の裏で水を捉えることです。やはり、あおり足と同じように安定感を保ってある程度ゆっくり進みたい時に有利です。

少しくらい大きなカメラを持っていても、グイーッとパワフルに進めるので、撮影で生物にアプローチする際に使うと便利でしょう。

ただし、連発できるキックでは無いのでスピードは通常のフィンキックに及びません。

あおり足とカエル足に適したフィンは?

ご紹介したあおり足とカエル足は、両方ともその安定感に特長があります。この安定感をしっかりと引き出すためには、使うフィンにある程度のコシの強さがあることが求められます。

つまり、軟らかいフィンであおり足をしてもいま一つスカスカしてしまい、水をとらえにくく感じるのです。当然、安定感も欠きやすく、何のためにあおり足をしているのか分からなくなってしまいます。

上級者になれば、どんなフィンでも問題なくあおり足が可能ですが、あおり足を早くマスターしたいのなら、硬めのフィンを使うことをおすすめします。

例えば、SCUBAPROのジェットフィンは、安定感をキープしながら大きなカメラでも撮影が出来るため、プロカメラマン御用達となっています。ゲストダイバーの体を支えながらのあおり足でも体勢を保ちやすいので、インストラクターにも愛用者が多いですね。

また、GULLのハードミューもあおり足がやりやすいフィンの一つです。フィット感が良く、通常のフィンキックでも心地よく使えます。ただし注意点として、フルフットなのでリゾート中心の使用になること、保管状態などによっては少しずつ軟らかくなるということを覚えておきましょう。

他にもGULLのラバーフィンであれば、全般的にコシがあってあおり足がしやすいものが多いですね。

ただし、硬めのフィン(特にジェットフィン)でキックをするには太腿やふくらはぎの筋力がある程度ついていないと難しいですし、ダイビング中ずっとあおり足で泳ぐなんてことはありませんので、使い勝手を踏まえた上で選ぶようにしましょう。

とりあえず中級者レベル以上のダイバーさんなら、ハードミューが問題なく使えると思います。

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