ダイビングスキル上達法-耳抜き①基本編-

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耳抜きは初心者ダイバーに多いお悩みジャンルの一つです。「Cカード講習の時に耳抜きが上手くいかなくて…」とか、「初めて体験ダイビングに参加するけど耳抜きが不安」という声はよく聞かれます。

耳の内側は外からは見えないので、説明されても分かりにくいし、何だか不安になってしまうものです。

しかし!やり方とコツを押さえれば、ほとんどの人が耳抜きが出来ます。「耳抜きが出来ないからダイビングを諦めている」という人も、正しいやり方を覚えて練習することで多くの場合耳抜きが出来るようになるケースが多いです。

アオバスズメダイ

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なぜ耳抜きが必要なのか?

海の中に潜っていくと、もともとの大気圧に加えて水圧が大きくなるので、耳の鼓膜の内側(中耳と言われる場所)が収縮しようとします。その時に鼓膜が耳の内側に引っ張られるようになるので、耳に違和感を覚えるんですね。

まだダイビングをしたことのない人は、プールなどで潜ってみるといいかもしれません。1mプールの水底まで潜ると、人それぞれ感じ方の差はありますが、耳の違和感が分かると思います。

この、耳に違和感を感じた時に耳抜きが必要になります。鼻と耳がつながっているのは皆さん何となくご存知かと思いますが、この鼻と中耳をつないでいるのが耳管で、この耳管を通して鼻から中耳に空気を送るのが耳抜きです。

耳抜きをして空気を中耳に送り込んでやると、鼓膜は内側へ引っ張られた状態から元に戻って、耳の違和感は無くなります。違和感がある状態のまま潜り続けてしまうと、周囲の圧力はどんどん大きくなって鼓膜はますます内側に引っ張られます。耳の違和感は痛みに変わり、中耳炎などの原因になってしまいますので、耳抜きが必要なんですよ。

やり方とコツ

耳抜きは、①鼻をつまむ方法と、②つばを飲むor首の筋肉を使う方法があります。どちらも鼻から中耳へ空気を通るという点では同じなのですが、②のやり方に関しては難易度がやや高く、基本的には耳抜きが得意だという人がよくやる方法です。

というわけで、ここでは①の方法をご紹介しますね。

  1. まず、鼓膜に圧迫感を覚えたら鼻をつまみます。
  2. 鼻をつまみながら鼻をかむようにして、ゆっくり鼻の内側に空気をためていきます。
  3. 普段閉じている耳管が、空気の力で開いて、中耳に空気が通ります。
  4. 鼓膜の圧迫感が無くなります。

既にダイバーになっている方は、こんなやり方はご承知かもしれません。大事なのは2と3の行間に隠れた部分なのです。

耳抜きは、鼻に空気をためていくスピードが大事です。ポイントはじわじわと行うこと。抜けにくい人は普段自分がやっているよりも、ゆっくりめに空気をためてください。耳抜きはそんなに力は要りません。いきなり強くやり過ぎても上手くいかないことが多いです。

出来れば、鼻に空気をためながら、耳の内側の方にも意識を持っていきましょう。鼻と耳をつなぐ耳管がじわじわと開きそうになっているのを感じてください。私の経験上、これを感じてゆっくりと空気を送り続ければ成功率は高まります。

また、上記の②のやり方「つばを飲むor首の筋肉を使う方法」の方が耳に負担をかけないと言われていますが、今回説明している①の「鼻をつまむ方法」でも、適正な力とスピードで行えれば特に負担は無いと思います。

インストラクターによっては、「耳抜きは体質もあるから…慣れるのが一番です!」で済まされがち。確かに目に見えない部分のことで説明がしづらいのです。ただ、今回は伝わりにくいのを承知であえて文章にしてみました。

思いのほか長くなりそうなので、耳抜きの話は2回に分けてお送りします

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