砂を巻き上げないスキルを身に付けよう!

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砂の巻き上げは初心者ダイバーがやってしまいがちな失敗です。トロピカルな景観を期待して潜った白砂のポイントが、煙でモクモクだったら皆がっかりしてしまいますよね。

ここでは、何とか巻き上げを卒業したいと考える方のために、対策スキルを伝授していきたいと思います。

ヒメアイゴ

ヒメアイゴ

なぜ巻き上げちゃいけないのか?

水中での姿勢やバランス、フィンキックが未熟な場合、動くたびに海底の砂が巻き上がります。そもそも、砂地での砂の巻き上げはなぜいけないのでしょうか?

それはおおまかに、次の二つに良い影響を与えないからです。

  • 透明度
  • 海底環境

巻き上げによる影響で、まず誰もが思いつくのが透明度の悪化ではないでしょうか。細かい砂が煙幕となり、スッキリしていた視界が途端に悪くなってしまいます。美しい南の島の海もこれでは台無しですよね。

また、海底環境への影響も懸念されます。砂地にはハゼやエビをはじめ、多くの生物が暮らしています。砂が舞い上がることで、生物たちの巣穴など、生活環境にダメージを与えてしまうことになるのです。これは何も砂地に限ったことではありません。サンゴの群生の上であれば、サンゴを破壊してしまう危険も出てきます。

巻き上げを防ぐスキルを身に付けることは、ダイバーだけでなく、海底環境へのインパクトも和らげる効果があるんですね。

巻き上げを防ぐテクニック

では、巻き上げを防ぐための具体的なダイビングスキルについて説明しましょう。どれも、水中である程度思い通りに動けることが求められるスキルではありますが、チャレンジしてみる価値はあると思います。

着底しない潜降

根本的な話ですが、そもそも着底をしなければ砂が舞い上がることはありません。

ヘッドファーストで潜降すれば、進行方向をコントロールしやすいため、海底直前で上半身を起こすことも難しくは無いでしょう。この時、エビ反りになるとともに手で海底に向かって一掻きすればさらに体が起きやすいですね。

また、フィートファーストでの潜降の場合は、両膝を折り曲げることがポイントになります。はじめはフィンの裏側が腿の裏に付くくらい膝を曲げながら潜降しますが、海底が近づくにつれ少しずつ膝を伸ばしていきましょう。すると、フィンが抵抗になり、自然と前傾姿勢が取りやすくなってきます。最終的には、着底せずに水平姿勢になって泳ぎ出すことが可能です。

なお、ヘッドファーストでもフィートファーストでも、必要に応じてBCDへの吸気をしながら潜降していくことをお忘れなく。

手で着底

砂地でお目当ての生物を見つけた時や、ガイドさんが着底を促した場合、おもむろにフィンから着底するのではなく、手をうまく使ってみましょう。体は水平姿勢を保ったまま、砂地に指を2,3本ズブッと差し込み、そこを支点にしてゆっくりと体を沈めていきます。この時、最後までフィンは上向きにしておきことがポイント。体と膝が完全に着底したら、ゆっくりとフィンも降ろしましょう。

このテクニックを身に付ければ、魚を必要以上に驚かせることは無くなりますし、フォト派ダイバーと一緒でも問題なく行動できるはずです。

手を使いテイクオフ

魚をウォッチングしたり、写真撮影を終えて、いざ移動再開と言う時、見事にモクモクと砂を巻き上げて去っていくダイバーはいただけません。ハゼなどの魚は巣穴に引っ込んでしまうわ、視界は悪くなるわで、後から来るチームはいい迷惑。動き出しの際も、手を効率よく使うことで、跡を濁さず発つことが出来るのです。

まず片手(バランスがとりづらい場合は両手でもOK)を海底につき、大きくゆっくりと息を吸い込みます。この時、膝を曲げてフィンは上向きに浮かせておきましょう。息を吸うことで体がふわふわと浮かんで来たら、手を使って静かにテイクオフ。手を後ろに伸ばし、下半身を持ち上げるように前側へ一掻きすれば、お尻が上がり、水平姿勢へ移行できます。

あおり足

あおり足やカエル足と呼ばれる平泳ぎ系フィンキックも、砂の巻き上げを防ぐ常套手段です。これらのフィンキックは、足の動きが海底と平行になるため、上手に出来ていれば水流が砂を舞い上がらせることがほとんどありません。

あおり足の詳しいやり方はこちらのページで紹介していますので、参考にしてみて下さい。ただ、あおり足は、フィンに無駄な動きがあるとほとんどうまく進めません。初心者ダイバーの方はあおり足にこだわる前に、フィンの動きと水流の関係を理解して、考えながらキックが出来るようになりましょう。

手をうまく使うのがポイント

ダイビングでは、一般的に手を使うのはスマートではないと言われています。むやみに手をバタつかせると、バディのレギュレーターやマスクを取ってしまったり、危険生物に触ってしまう可能性も出てくるためですね。

しかし、上でもたびたび述べたように、砂を巻き上げないための小さなアクションは、手を使った方が効率が良いのです。

体の向きを変えたり、バランスを維持したりするときに、手は思いのほか活躍します。手でどう水を掻くと、どう体が動くのか?を理解して、水中でここぞという時に使えるようにしておくと良いでしょう。

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