ダイビングスキル上達法-ホバリング-

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ホバリングとは、中性浮力をとった状態で中層で静止するダイビングスキル。呼吸はする必要があるので、全くの静止とはいかず、呼吸に伴って上下するイメージです。むしろ、呼吸を使って細かい浮き沈みを調整する必要がありますね。

本来なら中性浮力の記事に含まれそうなことなのですが、まとめるには少し長くなりそうなのと、ホバリングが出来るようになりたいという人が多いので個別にしました。

ホバリングがハイレベルに出来なくても、ある程度中性浮力をとりながらのダイビングは可能ですが、ホバリングが出来た方が、いろんな状況に対応できると思います。

クロメガネスズメダイ

クロメガネスズメダイ

準備段階

ホバリングをする前に、準備を整えなくてはいけません。まずは適正ウェイトか、状況に応じてそれにプラス1,2kgをセットします。ウェイトが足りなかったり、オーバーウェイトでも、ホバリングは出来ないことはありませんが、中性浮力をきっちりとろうという心構えが上達のために大事な気がします。

そして、誰か近くにいる状況を作り、一人では行わないようにしましょう。直接危険を生むスキルではありませんが、自分でも知らない間に浮上してしまうリスクはあります。

場所としては水深7,8mくらいで底がフラットな場所がいいでしょう。水深が浅すぎると難易度が高くなってしまって練習には不向きですので、安全面も考えて、ホバリングをした状態で水深5,6mくらいが理想です。

集中してやれば1ダイブでかなり上達すると思いますが、ホバリングだけのためにダイビングをするのがもったいないという人や時間が取れない人は、安全停止の時や、ちょっとしたフリータイムの時にトライしてみましょう。必ずしも周りに練習を公言する必要はありませんが、何となくガイドの視界に入るように意識しておくと安全です。

ホバリングのやり方

ホバリングのやり方

  1. まずはBCDの空気を全部抜いた状態で腹ばいになります。ドライスーツの空気は抜ききらなくても良いです。
  2. 少しずつBCDに空気を入れていきます。
  3. ある程度BCDに空気が入ると、何となく体がフワフワしてきて、息を吸った時に上体が持ち上がります。
  4. 息を吐くと上体は沈みます。
  5. 上体の浮き沈みのスピードが同じテンポになってきたら、手で海底を押して中層に浮きます(ホバリング開始)。
  6. なるべく手足は使わず呼吸だけで上下して一定の水深をキープします。
  7. 呼吸と浮き沈みのタイムラグを考慮して、浮き始めたらゆっくり吐いていき、沈み始めたらゆっくり吸い始めます。

既にある程度中性浮力がとれる状態であれば、1~4の段階は飛ばしても大丈夫です。

コツをつかみにくいのが7の部分で、呼吸に対してすぐに浮き沈みの反応があるわけでは無くタイムラグがあるので、沈みたいと思ったタイミングで吐いていても遅く、浮きたいと思ったタイミングで吸っても遅いのです。ちょっと先読みして早めに呼吸のトリミングを行うのがポイントです。

さらに、呼吸のペースは一定ではなく、浮き沈みの具合に応じて変えていきます。ちょっと浮き過ぎている時は、吐いている時間が長めの吐き気味呼吸をして、逆に沈みすぎている時は、吸っている時間を長くする吸い気味呼吸をしましょう。

  • 吐き気味呼吸:吐く時は特に後半を細く長めにして、吸う時は特に前半を細く長く。
  • 吸い気味呼吸:吸う時は特に後半を細く長めにして、吐く時は特に前半を細く長く。

細く長い呼吸をして浮力をコントロールしていると、息を一時的に止めてしまいたい衝動に駆られますが、クセになると良くないので、あくまでも呼吸のペースで調整しましょう。

フィンピボット

あまり派手にホバリングするのが恥ずかしいという場合は、こっそりと出来るフィンピボットの練習がおすすめ。

上で紹介したホバリングの手順のうち、1~5までを行います。

空気がある程度入ってきたら、フィン先を海底に付けた状態で呼吸で体を上下させます。浮くスピードと沈むスピードが同じになるようになったら、ほぼ中性浮力はとれていて、そのまま浮き上がったらホバリングに入れるはずです。

魚を見ている時などにでも、さりげなく練習してみてください。

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