ダイビングスキル上達法-浮上-

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ダイビングスキルというか、ダイビングの手順の一つと考えられることが多い浮上。潜降が重要スキルとされているのに対して、浮上はダイビング後半の安心感もあってか、少し流されがちなところがあります。

ところが、浮上は安全の観点からも大事なスキル。浮上やエキジットで失敗すると、何だかそのダイビングが後味の悪いものになりがちですので、しっかり決めたいところです。

ベンケイハゼ

ベンケイハゼ

浮上速度

浮上の際に気を付けなければならないのが浮上速度です。1分間に18m(1秒間に30cm)を超えないスピードでとか、特に厳しい場合は、さらに最後の6mは1分間(1秒間に10cm)かけて浮上と言われています。

よく言われているのが、自分が吐いた泡の中で最も小さい泡を追い越さないスピードで浮上、というもの。ダイバーが吐く泡は、当然水面まで上がっていきますが、その中で一番小さい泡の浮上速度を見ていると、とんでもなく遅い事に気が付くはずです。細かい泡まできっちり見ると、動いているんだかいないんだか微妙なくらいのヤツまであって、正直、それを追い越さないスピードで浮上と言うのは実際問題難しいです。ということで、明確に浮上していると言える中で一番小さな泡を基準にしたらいいと思います。

ゆっくりゆっくり浮上していると、何だか周りにせかされているような気になるかもしれませんが、車の運転と同じで、正しい速度を守っているのは自分なんだと思って堂々としていましょう。

なお、この浮上速度はダイビングの終わりの浮上だけでなく、ダイビング中はずーっと気にし続ける必要があるものです。水深が浅くなる時にBCDの排気を忘れてしまったり、ウミガメやマンタを追って速いスピードで浮上してしまったり、ということが無いように気を付けましょう。

浮上速度の目安

  • 1分間に18m(1秒間に30cm)を超えないスピード
  • 自分が吐いた泡の中で最も小さい泡を追い越さないスピード

周囲の安全確認

浮上時の周囲の安全確認はインストラクターに頼りっきりのダイバーもいるかもしれませんが、本来自分で確認するべきところです。水面の安全性は限りなく100%に近いものの、ダイビングボートに別の船舶が近づいているイレギュラーな事態も無くは無いので、水面は確認しつつ浮上しましょう。また、周囲の確認としてはバディが近くにいるか、一緒に浮上するグループを間違えていないかというところですね。

安全停止

安全な深度と潜水時間を守り、理論上は減圧停止の必要が無い無減圧ダイビングでも、念のための安全停止をするのが一般的です。減圧症の発症には個人差があるため、安全のために窒素の排出を促すのが目的ですね。もはや日本のダイビングショップで安全停止を実施しないところは無いと思います。

エキジットする前に、水深3~6m程度の場所で3分間と言うのが安全停止の基本スタイルです。適度に体を動かしていた方が窒素の排出が促進されるので、中層で中性浮力をとって安全停止をする場合は、ゆっくりと泳ぐのもいいですね。ただし、あまりに激しく動くのは逆効果ですので要注意です。

ビーチダイビングでの浮上

ビーチダイビングではなだらかに水深が深くなっていく地形が多いため、特にはっきり浮上をするというよりは、移動に伴う浮上というスタイルになります。安全停止は移動の中で済んでしまうか、浅場でフリータイムを兼ねて行うことが多いです。自然な流れで浮上をするケースがほとんどですが、ビーチポイントでも水深が急に変わる場所ではゆっくりとした浮上を心掛けましょう。

ボートダイビングでの浮上

ボートダイビングの浮上は、ビーチダイビングの場合とは違い、ボートに上がる時は真上に近い角度での浮上になります。また、ボート下の水深次第ではありますが、ロープにつかまるか、中層で中性浮力をキープして安全停止を行います。流れがある場合は無理をせず、積極的にロープにつかまった方がいいですね。ボート下の水深が5m前後の場合や、ボートの近くに浅場がある場合は、ビーチダイビングのようにフリータイムを設けて安全停止をしてから浮上するケースもあります。

特にボートダイビングの場合は、ボート周辺での浮上速度が速くなりがちですので、充分に気を付けましょう。

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